活動写真弁士の片岡一郎さんと大森くみこさんによる「活弁二人会」が、大阪・十三のシアターセブンで11月28日(日)に開催される。
サイレント映画(無声映画)の上映の際に、横で説明やナレーション、セリフなどを担当する「活動写真弁士」。
日本国内では現在、様々な弁士が活躍しているが、今回はその弁士を二人、作品を変えながら一日に楽しめる「活弁二人会」が開催される。
登壇する1人目は、国内だけでなく海外でも活躍する活動写真弁士・片岡一郎さん。映画『カツベン!』には出演や指導・考証で参加、書籍「活動写真弁史」を執筆するなど、活弁の普及に尽力している。片岡さんは、シアターセブン初登場となる。
2人目は、関西を拠点にさまざまな公演を行う大森くみこさん。
各上映回にはピアノ伴奏もあり、大森さんと同じく関西を拠点に活躍する楽士の天宮遥さんが演奏を行う。
上映される作品は、片岡さんが稲垣浩監督、片岡千恵蔵主演の時代劇『鴛鴦旅日記』(1929年)を、大森さんが日本喜劇の神様・斎藤寅次郎監督の『モダン怪談100,000,000円』(1929年)をそれぞれ担当する。
大森さんは昭和初期のアニメーション『おもちゃ映画~そっくりさん編~』も担当。
『鴛鴦旅日記』
『モダン怪談100,000,000円』
大森くみこさんは今回のイベントについて
「海外でも大活躍される片岡一郎弁士がシアターセブンに初登場。これは必見必聴!そして、ありそうで意外とないのが弁士二人会。特に関西では複数の弁士が同時に出演する機会はまずもってなかなかにございません」
とアピール。
「もちろん天宮遥さんの麗しい生演奏つき。トークコーナーでは弁士裏話も!?二時間の中にたっぷりと詰め込んだ贅沢な公演です。私自身楽しみでなりません。どうぞお見逃しなく!」
と呼びかけている。
「片岡一郎・大森くみこの活弁二人会」は、11月28日(日)18時から、大阪・十三のシアターセブンにて開催予定。
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■開催日程 11月28日(日) ■時間 ■料金 ■映画館 ■サイト |