多くの映画人に敬愛されたフランスの巨匠ルネ・クレールの没後40周年を記念した「ルネ・クレール レトロスペクティブ」が、11月5日(金)からテアトル梅田とシネ・リーブル神戸で、11月19日(金)からアップリンク京都で、それぞれ上映される。
神戸・大阪ではサイレント期の作品の上映企画も。
サイレント映画期からトーキー、モノクロからカラーへと映画技術が発展していく中、ハリウッドにも渡って活躍し続け、映画業界に大きな影響を与えた監督ルネ・クレール。
チャップリンや小津安二郎、ジャック・ドゥミら世界の監督・映画人たちにも敬愛されたと言われている。
今回の「ルネ・クレール レトロスペクティブ」は、そんな「映画の原点を作った4大巨匠の1人」とまで呼ばれる同監督の没後40周年を記念し、1930年代のトーキー初期の傑作群を4kデジタル修復版で上映する企画。
上映作は『巴里の屋根の下』『巴里祭』『ル・ミリオン』『自由を我等に』『リラの門』の5作品。
『巴里の屋根の下』『ル・ミリオン』の4K修復版は、日本で初の上映となる。
『巴里の屋根の下』 (c)1930 – TF1 DROITS AUDIOVISUELS
また、関西では同時期に、ルネ・クレールがサイレント映画時代に手掛けた作品の、ピアノ演奏付き上映も予定されている。
『空想の旅』は10月31日(日)朝に神戸のパルシネマしんこうえんで、天宮遥さんの伴奏で上映(『キートンの文化生活一週間』と併映)。『イタリア麦の帽子』は11月2日(火)夜に大阪の関西大学梅田キャンパスで、鳥飼りょうさんの伴奏で上映。
「ルネ・クレール レトロスペクティブ」は、テアトル梅田とシネ・リーブル神戸で11月5日(金)から、アップリンク京都で11月19日(金)から、それぞれ上映予定。
ルネ・クレールのサイレント映画『空想の旅』(『キートンの文化生活一週間』と併映)は10月31日(日)に神戸のパルシネマしんこうえんで、『イタリア麦の帽子』は11月2日(火)に大阪の関西大学梅田キャンパスで、それぞれピアノ演奏付きで上映。
「ルネ・クレール レトロスペクティブ」予告編 |
詳細情報 |
■開催詳細 ・テアトル梅田 11月5日(金)~ (大阪市北区茶屋町16-7梅田ロフトB1F、TEL 06-6359-1080) ・シネ・リーブル神戸 ・アップリンク京都 ■サイレント映画上映 ・11月2日(火)19:00~ 『イタリア麦の帽子』 ■サイト |