アカデミー賞2部門ノミネートに輝いたフランスのアニメーション映画『ベルヴィル・ランデブー』の関西上映がスタートした。7月30日(金)からシネ・リーブル梅田で上映。
©Les Armateurs / Production Champion Vivi Film / France 3 Cinéma / RGP France / Sylvian Chomet
『ベルヴィル・ランデブー』(2002年、80分)は、フランスのシルバン・ショメによる長編初監督作品。セリフを最低限にし、効果音や音楽だけで魅せる作品で、デフォルメされたキャラクターたちが織り成す物語を、軽快でユーモアかつシュールに描いた。
2004年の公開当初から世界中で大絶賛を受け、日本ではスタジオジブリの高畑勲さん、大友克洋さんらも称賛。アカデミー賞ではフランス映画として初めて長編アニメーション賞にノミネート。主題歌賞にもノミネートされる快挙を果たした。
同作の製作20周年を前に、プレアニバーサリー企画としてリバイバル公開がスタート。7月末より関西でも上映が開始した。
©Les Armateurs / Production Champion Vivi Film / France 3 Cinéma / RGP France / Sylvian Chomet
今回は、関西在住のクリエイター・パフォーマーたちからも3名、同作への称賛のコメントが到着した。
サイレント映画の楽士・鳥飼りょうさんと、ディズニー公式イラストレーターのグラフィックアーティスト、カズ・オオモリさん、アニメ映画ライターのネジムラ89さんのコメントを以下に紹介する。
鳥飼りょう サイレント映画専門の楽士 ジャズなどの音楽にクラシック要素も混ぜて、全体としてバラバラにならないギリギリのラインを保っているのが見事! |
カズ・オオモリ グラフィックアーティスト/ディズニー公式イラストレーター アニメーション作家 シルヴァン・ショメの代表作品でもある本作。 |
ネジムラ89 アニメ映画ライター 傑作。 |
また鳥飼りょうさんが『ベルヴィル・ランデブー』について語るタブロイド紙「ベルヴィル・タイムズ」(キネプレ発行)が、7月30日(金)からシネ・リーブル梅田で無料配布される。
さらに、サイレント映画を鳥飼りょうさんのピアノ伴奏付きでお届けする「キネピアノ」(大阪・天六のワイルドバンチで開催中)では、ショメ監督が敬愛したジャック・タチが憧れたというバスター・キートンの傑作コメディなどを上映する。
詳細はこちら。
映画『ベルヴィル・ランデブー』は、京都シネマで7月23日(金)から8月12日(木)まで、シネ・リーブル梅田で7月30日(金)から、神戸の元町映画館で9月4日(金)から10日(土)まで上映予定。
『ベルヴィル・ランデブー』予告編 |
詳細情報 |
■上映日程 京都シネマ 7月23日(金)~8月12日(木) シネ・リーブル梅田 元町映画館 ■映画館 シネ・リーブル梅田 元町映画館 ■関連イベント ■サイト |