好評公開中の映画『プロメア』の舞台挨拶が、大阪・なんばのTOHOシネマズなんばで6月1日(土)に開催。今石洋之監督、キャラクターデザインのコヤマシゲトさん、クリエイティブ・プロデューサーの若林広海さんが登壇した。
『プロメア』は、TVアニメシリーズ「天元突破グレンラガン」「キルラキル」で多くのファンを獲得している今石洋之監督・中島かずきさんが今回もタッグを組み、監督・脚本を務める完全新作オリジナルアニメーション映画。
炎を操る新人類・バーニッシュの出現して30年後の世界を舞台に、放火を繰り返す過激派集団「マッドバーニッシュ」と、消防隊「バーニングレスキュー」の活躍などを描いている。
主人公のバーニングレスキューの隊員ガロ・ティモス役を松山ケンイチさんが、マッドバーニッシュのリーダーのリオ・フォーティア役を早乙女太一さんが、そして司政官のクレイ役を堺雅人さんがそれぞれ演じている。
今回は上映後の舞台挨拶で3人が登壇し、制作秘話などを語った。
声優の話題になると今石監督は、まず堺雅人さんに言及。「堺さん(の演技)、おかしくなかったですか?」と観客に呼びかけ、会場の笑いを誘った。
その演技は、スタッフの想像も超えたといい、収録後に逆にキャラクターの表情を描き直すほどだったという。
「クレイジーなアニメだったと言われました」と今石監督が語る本作。それは絵の色やデザインにも及んだ。いままではテレビシリーズを手掛けてきたことが多かったため、第一話を見て色具合や演出をスタッフ間で共有できていたが、映画ではすべてを同時に完成しないといけない。そのため、色彩感覚なども多くのスタッフが「どの色が正解かわからない」まま作っていたこともあったといい、その共有で苦労したという。
ほかにも様々な苦労があり、最後の追い込みの一か月を「本当に大変だった」と振り返った3人。「でも、そのおかげで僕たちの納得できる映画が出来上がりました」と作品の完成度に太鼓判を押した。
映画『プロメア』は好評公開中。
現在は第一弾の入場特典として、松山ケンイチさんが演じたガロの完全新作アニメーションを鑑賞できるシリアルコード付きキャラクターカードを配布中。6月7日(金)からは、早乙女太一さんが演じたリオのアニメーションを鑑賞できるバージョンに変更となる。
映画『プロメア』予告編 |
詳細情報 |
■サイト ・映画『プロメア』公式サイト |