『万引き家族』などを手がけた是枝裕和監督がエグゼクティブプロデューサーを務めた短編オムニバス『十年 Ten Years Japan』が、シネ・リーブル梅田などで11月3日(土)より上映中。
原点となる映画『十年』は、香港で5人の若手先鋭監督達が近未来を描き、社会現象となるほど大ヒットしたオムニバス作品。それをもとに、日本、タイ、台湾の3カ国で、それぞれの若手映像作家が10年後の社会や人間を描く国際共同制作プロジェクト「十年 Ten Years International Project」がスタートした。
日本版のエグゼクティブプロデューサー(総合監修)を務めるのが、『万引き家族』でカンヌ国際映画祭パルムドールに輝いた是枝裕和監督となった。
参加した若手監督は、石川慶さん、木下雄介さん、津野愛さん、早川千絵さん、藤村明世さん。
石川監督は、政府の徴兵制のキャンペーンを担当する青年と老デザイナーを描いた『美しい国』を、木下雄介監督は国家戦略IT特区となった田舎の小学校が舞台の『いたずら同盟』を、津野愛監督は死んだ母がネットに残したデータに一喜一憂する女子高生を描く『DATA』を、早川千絵監督は高齢者に安楽死を奨励する新制度を描いた『PLAN75』を、藤村明世監督は大気汚染により地下移住を強いられた中で、地上の世界を夢見る少女を描く『その空気は見えない』を、それぞれ手掛けた。
俳優陣としては、杉咲花さん、國村隼さん、太賀さん、川口覚さん、池脇千鶴さんらが出演している。
『十年 Ten Years Japan』は、大阪のシネ・リーブル梅田となんばパークスシネマ、MOVIX京都、兵庫の神戸国際松竹とMOVIXあまがさきでそれぞれ11月3日(土)から上映中。
映画『十年 Ten Years Japan』予告編 |
詳細情報 |
■サイト ・映画『十年 Ten Years Japan』公式サイト |