神戸の元町映画館が、2017年に上映された作品から「もう一度観たい映画」の人気投票を実施。『牯嶺街少年殺人事件』と『この世界の片隅に』を4月14日(土)から一週間限定上映する。
元町映画館は、神戸の元町商店街にあるミニシアター。2010年に開館。毎年観客からの人気投票を行った企画を行うなど、観客からの声も積極的に拾い上げる映画館として愛されている。
今回は、2017年の映画の中で「もう一度観たい」映画を観客から投票してもらい、アンコール上映する「おかわり映画祭」を実施。
2017年に元町映画館で上映したすべての作品と、さらには元町映画館以外で上映された作品からも投票を受け付け、それぞれの最多獲得票の映画を発表した。
元町映画館での上映作品からは、台湾のエドワード・ヤン監督が手掛けた『牯嶺街少年殺人事件』(236分)が、元町映画館以外での作品からは、こうの史代さんのマンガを片渕須直監督が長編アニメーション化した『この世界の片隅に』(130分)が選出された。
©こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会 |
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それを受けて同館では、この2作品を4月14日(土)から1週間限定で上映する。
同館の林支配人は、日本での映画公開本数に言及。年々増加し、2017年は過去最高の1187本となっているものの、日本人1人あたりの平均鑑賞本数は年間1.3本と「依然少ないまま」とコメント。「公開本数が増えれば各作品の鑑賞の機会は減り、何を選べば良いのかわからなくなることさえあります」とし、「そんな中でも、傑出した熱量で語られ、愛される映画があります。その愛を一堂に集め、より広げる機会がアンコール上映です。作品への愛を共有することで、映画の持つ魅力に改めて気づいていただく機会となることを願って開催します」と呼びかけている。
「2017年 おかわり映画祭」は、神戸の元町映画館で4月14日(土)から4月20日(金)まで開催。
詳細情報 |
■開催日程 4月14日(土)~4月20日(金) ■料金 『この世界の片隅に』 ■映画館 ■サイト |