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「第13回大阪アジアン映画祭」が開催へ アジアの53作品を一挙上映、ゲストも多数来阪

「大阪発。日本全国、そしてアジアへ!」をテーマに、今年も大阪で3月9日(⾦)から18日(日)まで「第13回大阪アジアン映画祭」が開催される。アジア18 の国と地域の計53作品を一挙上映。

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大阪アジアン映画祭は、毎年この春先に、大阪市内の映画館やホールなどで開催されている映画イベント。関西最大規模の映画祭として、アジア映画ファンや映画好きなど、多くの人に愛されている。

上映される映画は、中国、香港、台湾、韓国、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、インド、スリランカ、スロベニア、マケドニア、アメリカ、日本の、合計18 の国と地域から選出。多くが日本初上映作品で、今年も歴史からLGBT、ラブストーリー、アニメーションまで多彩なラインナップとなった。

関連イベントとして、国内外のゲストが出席するウエルカム・パーティーや「オーサカ Asia スター★アワード&トーク」などが行われる。また、今年は日中国交正常化45周年を記念し、提携企画として中国映画祭「電影2018」大阪が3月10日(土)から12日(月)まで開催され、日本未公開の最新の中国映画9作品が上映される。

オープニング作品は韓国映画『朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト』。日本でも劇場公開された恋愛映画『建築学概論』のイ・ジェフンと、本作で多くの新人女優賞を獲得したチェ・ヒソがW主演を務める。本作の舞台は日本で、イ・ジェフンは日本語の台詞にも挑戦。
本映画祭のプログラミング・ディレクターである暉峻創三氏は「作品の出来栄えや物語のドラマ性の素晴らしさはもちろん、昨今の情勢下、本作をその題材にもかかわらず反⽇⾵潮の強化には繋げまいとするイ・ジュンイク監督の緻密で徹底した努⼒にも感服させられる作品」と絶賛。

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『朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト』

クロージング作品は、直⽊賞作家・道尾秀介⽒が原案を書き下ろし、舞台演出家、脚本家、プロデューサーとしても活躍する⼾⽥彬弘監督がメガホンをとった日本映画『名前』。
主演は、数多くの映画やドラマに出演し、映画『模倣犯』で第45回ブルーリボン賞助演男優賞を受賞した津⽥寛治と、映画やドラマ、CMでも大活躍の女優・駒井蓮のW主演。「もともと演技に秀でた俳優たちから、その持てる力をさらに凌駕した演技を引きだす監督の演出力に感嘆させられる作品」と暉峻氏。

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『名前』

上映本数が多い本映画祭だが、何を観るか迷う人には、公式サイトでのチェックをおすすめしたい。上映作品紹介が掲載され、予告編も見られるほか、公式Facebookページには作品の見どころや注目作品などの情報が順次アップされている。
その「見逃し厳禁情報」リストの筆頭に挙がっているのはコンペティション部門に入選した米国映画『コロンバス』。韓国生まれのコゴナダ監督の長編デビュー作で、主演は『スター・トレック』シリーズでヒカル・スールー役を演じる同じく韓国系米国人の俳優ジョン・チョー。本作はサンダンス映画祭で絶賛され、ロッテルダム国際映画祭に入選するなど数々の国際映画祭で高い評価を受けている。
なお、コンペティション部門は本映画祭の中核となる部門で、国際審査委員が選定するグランプリ(最優秀作品賞)や来るべき才能賞、また観客の投票による観客賞などの対象となる。

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『コロンバス』

関連イベントの目玉であるウエルカム・パーティーは3月15日(木)に開催。毎年上映作品の監督や俳優など多数のゲストが一堂に会する。昨年のパーティーには、本映画祭で特別招待作品として上映され、現在全国で順次公開中の台湾発ミュージカル映画『52Hzのラヴソング』のウェイ・ダーション(魏徳聖)監督も出席した。ほかの多くのゲストと同じく一般の参加者と和やかに会話を楽しみ、記念撮影にも快く応じていた。
なお、ウエルカム・パーティの入場券は一般販売されず、出席するには「映画祭サポーター」への入会が必要。現在入会できるのは「B会員」で募集は3月1日(木)まで。定員(50名)に達し次第、募集を終了。

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昨年のパーティーの様子

アジア映画界に多大な貢献をし、かつ今後の活躍が大いに期待される映画人に授与される「オーサカ Asia スター★アワード」。今年の受賞者は香港のチャップマン・トー(杜汶澤)。レオナルド・ディカプリオとマット・デイモンの主演で米国でリメイクもされた香港の大ヒット映画『インファナル・アフェア』(原題『無間道』)シリーズなどの出演で知られる。また今年のコンペティション部門に入選した『空手道』の主演と監督を務めている。授賞式およびトークイベントは3月17 日(土)17 時からシネ・リーブル梅⽥にて行われる。

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チャップマン・トー

「第13回大阪アジアン映画祭」は3 月9 日(⾦)から18 日(日)まで開催。会場は梅田ブルク7、ABC ホール、シネ・リーブル梅田、阪急うめだホール、ほか。前売券は1,300円からで、チケットぴあにて発売中。

映画『朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト』予告編

詳細情報
■開催日程
3月9日(金)~3月18日(日)

■料金
前売り券は1,300円から。チケットぴあにて発売中

■開催会場
梅⽥ブルク7、ABCホール 、シネ・リーブル梅⽥、阪急うめだホール、ほか

■サイト
第13回大阪アジアン映画祭
大阪アジアン映画祭 公式Facebookページ