森山未來・佐藤江梨子主演で阪神・淡路大震災後の神戸を描いた『その街のこども 劇場版』が、大阪・十三のシアターセブンで今年も上映中。1月16日夜にはトークイベントも。
『その街のこども 劇場版』(2010年、83分)は1995年の阪神・淡路大震災の傷跡と震災後の神戸の姿を描いた映画作品。震災15年目となる2010年の1月17日の朝、NHKのテレビドラマとして放映されたことで大きな反響を呼んだ。
その後、劇場版として製作。映画作品も、放送文化基金賞や横浜映画祭で受賞するなど、高い評価を得た。
震災15年目の節目に、東京で暮らす男女が神戸を訪れ、追悼のつどいまでの時間を一緒に過ごすさまを描く。あえてドキュメンタリータッチで描くことで、独特の空気感を作り出している。
監督は、朝ドラ「あまちゃん」のチーフ演出をつとめた井上剛さん。音楽は同じく「あまちゃん」などを手がけた大友良英さん。脚本は映画『ジョゼと虎と魚たち』や「カーネーション」などの渡辺あやさん。
主演は神戸市出身の森山未來さんと、同じく神戸で被災した経験を持つ佐藤江梨子さん。
実際に震災の被害を受けた神戸のいろんな場所でロケを行ったほか、2010年のテレビ放映当日の朝の「追悼の集い」も撮影し、そのままラストシーンとして盛り込んで当日に放映したという。
同作を毎年1月に上映してきたシアターセブンでは、震災から23年を迎える今年2018年も、変わらずに上映を実施。
毎年、震災1.17の前日となる1月16日にはトークイベントも行っているが、今年も1月16日(火)に開催予定。同作に出演している震災遺族の白木利周さんと、同作プロデューサーの京田光広さんが登壇する。
『その街のこども 劇場版』は、大阪・十三のシアターセブンで1月6日(土)から19日(金)まで上映予定。
『その街のこども』予告編 |
詳細情報 |
■上映日程 1月6日(土)~19日(金) ※トークイベントは1月16日(火) 19時の回上映後に実施 ■映画館 ■サイト |