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落語と映画、二つの古典の組み合わせを堪能 大阪・十三で「コテン劇場」第6弾

大阪・十三のシアターセブンで9月22日(木・祝)、落語と名作映画を同時に楽しめるイベント「十三コテン劇場~古典落語とクラシカルシネマ Vol.6~」が開催へ。落語は桂米紫さんによる「崇徳院」、映画は『心の旅路』を上映。

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2013年より同劇場でスタートした「十三コテン劇場」も、今回で6度目の開催となる。毎回テーマに沿った落語と映画を披露し、「古き良き“コテン”を2つ同時に楽しめる」というコンセプト通り、双方のファンに人気を博してきた。また、劇場内に高座を設ける、というユニークさも注目を集めた。

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第2回の様子

今回のテーマは、「もう一度会いたい!運命の人!」。
前半はスクリーン前の高座で、若旦那の恋煩いから始まる一目惚れの人探しと大騒動が楽しい上方落語の「崇徳院」を、落語家の桂米紫さんが披露。
その後、映画『心の旅路』が上映される。運命的に出会った記憶喪失の兵士と踊り子の、人生の悲哀や喜びをモノクロ作品独特の美しさで描く作品。どちらの演目も、かつて映画監督を目指したこともあるという自他共に認める映画ファン、桂米紫さん自らがセレクトした。「カット割りのようなテクニックや、カメラワークを意識させる演出など、落語は映画と似ている点が多い。落語と映画を見比べることで、落語の映画的な部分や映画の落語的な部分を発見して楽しんで欲しい」とイベントの魅力を語る。

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映画『心の旅路』

二つのストーリーの中で運命的に出会い、離ればなれになる二組の行く末はいかに・・・。桂米紫さんの人間味に溢れた愛らしく鮮やかな人物活写と、スクリーンの中で往年のスターが繰り広げる儚くもドラマチックな展開に胸を躍らせながら、秋の夜長の始まりに、在りし日の運命の人に思いを馳せてみてはいかがだろうか。

「十三コテン劇場~古典落語とクラシカルシネマ Vol.6~」は、大阪・十三のシアターセブンで9月22日(木・祝)の18時から開催。当日2,200円。
現在、補助席の可能性もあるので、詳細は劇場に問い合わせを。

十三コテン劇場 予告編

詳細情報
■開催日程
9月22日(木・祝)
17時45分開場、18時開演

※現在、補助席の可能性あり。詳細は劇場に問い合わせを。

■映画館
シアターセブン
大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ5F、TEL 06-4862-7733

■サイト
十三コテン劇場~古典落語とクラシカルシネマ Vol.6~
シアターセブン