ミニシアターで古典落語と名作映画を同時に堪能できる人気イベント「十三コテン劇場~古典落語とクラシカルシネマ ~」の第5弾が、大阪・十三のシアターセブンで12月12日(土)に開催される。
「十三コテン劇場」は、「古き良き“コテン”を2つ同時に楽しんでもらおう」と2013年8月よりシアターセブンで始まった企画。ミニシアター内に落語の高座を設置して、古典名作落語を披露し、そのあとで名作映画を上映する。2014年5月、11月、2015年6月に実施。今回が5回目の開催となる。
登壇するのは、落語家桂米紫さん。ざこば一門に属し、NHK新人演芸大賞やなにわ芸術祭奨励賞、文化庁芸術祭新人賞などに輝いた若手の注目株だ。もともと映画監督を志していたことがあるほどの映画好きで、毎回上映作品のセレクトも行っている。
「以前から、落語は映画に似ていると思ってました」と話す桂米紫さん。「カット割りみたいなテクニックがあったり、カメラワークを意識させるような演出があったり・・・映画が発明される200年も前から存在していたにも関わらず、落語は映画を先取りしてるんです!そんな落語と映画を見比べて戴いて、落語の映画的な部分・・・また映画の落語的な部分を、発見して楽しんで戴けるようなイベントになればと思っています」と呼びかける。
今回は、「旅」をテーマにした落語と映画をチョイスした。
落語は、兵庫から大阪への船旅に愉快な乗合の衆が登場する上方落語「兵庫船」。作品は、ジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン主演の名作西部劇『駅馬車』(1939年、95分)。
また合間には、映画好きの米紫さんによる「落語的語り口おススメ映画紹介」も披露される。
「十三コテン劇場~古典落語とクラシカルシネマ Vol.5~」は、大阪・十三のシアターセブンで12月12日(土)19時から開催。当日2,200円、会員2,000円、ペア割2人で4,000円。
詳細情報 |
■開催日程 12月12日(土) 18時45分開場、19時開演 ■料金 ■映画館 |