歴史をテーマにした「京都ヒストリカ国際映画祭」が今年も10月31日(土)から開催へ。世界の様々な歴史映画のほか、往年のテレビ時代劇も上映。京都みなみ会館ではオールナイト企画も。
京都ヒストリカ国際映画祭は、世界でも類を見ない、「歴史」をテーマにした映画祭。日本国内の「歴史」を扱った作品はもちろん、世界中の歴史映画を一挙に上映する映画イベントで、今回で第7回を迎える。京都でこれまで時代劇・歴史劇が多く作られてきたという土地柄を生かし、東映・松竹や京都文化博物館などが協力体制を敷きながら開催されている。
第7回目を迎えた今回は、ヒストリカスペシャルとして、アジアの巨匠ツイ・ハークの新作『タイガー・マウンテン~雪原の死闘~』をオープニング上映、紀里谷和明監督の『ラスト・ナイツ』をクロージング上映する。
ほかにもさまざまな企画上映が。世界中で起こっている歴史映画のリバイバルにあわせて、日本初公開作品を含む6作品を上映する「ヒストリカワールド」、テレビ時代劇の名作群を上映し、日本の時代劇の豊潤さを堪能する「ヒストリカフォーカス」、立命館大学映像学部と連携企画での『マリー・アントワネット』の上映などが実施される。
「ヒストリカフォーカス」では、「御家人斬九郎」「三匹が斬る!」「必殺仕掛人」「新・必殺仕置人」「新・座頭市II」「服部半蔵 影の軍団」「殿さま風来坊 隠れ旅」「仮面の忍者 赤影」「ご存知!旗本退屈男」など、往年のテレビ時代劇がスクリーンで上映される。
『のぼうの城』などで知られる映画監督の犬童一心さんをゲストに、マンネリに立ち向かった日本の時代劇の工夫と冒険をひも解くトークイベントなども行う。
またクロージングの『ラスト・ナイツ』上映には、紀里谷和明監督が駆けつけて登壇する予定だ。
公式サイトでは、実行委員長の阿部勉さんの「2015年は誰もが現在と歴史の関わりを意識せざるを得ない一年となりそうですが、歴史劇だからこそ描ける人間の強さや美しさ、真実があることにあらためて気づかされたように思います。映画祭で上映される映画は、どの作品も新鮮な驚きと感動を与えてくれるものであると自負しています。ぜひみなさん、映画で描かれた歴史劇の魅力を、存分にご堪能ください」というコメントを掲載している。
また、関連イベントとして京都みなみ会館では11月7日(土)にオールナイトイベントを実施。インドネシアのアクション映画『黄金杖秘聞』、アマゾンの先住民と探険家を描いた『大河の抱擁』、悩めるヴァンパイアのブラックコメディ『吸血セラピー』、1950年代のエストニアを舞台にした『フェンサー』の4作品を一挙に上映する。
第7回京都ヒストリカ国際映画祭は、10月31日(土)から11月8日(日)まで、京都文化博物館で開催。
京都みなみ会館のオールナイトイベントは、11月7日(土)22時30分スタート。翌日6時30分終了予定。
詳細情報 |
■開催日程 ・京都文化博物館 10月31日(土)~11月8日(日) ・京都みなみ会館 ■料金 ・ヒストリカワールド ・ヒストリカ・フォーカス ・『マリー・アントワネット』上映 ・京都みなみ会館オールナイト ■開催会場 京都みなみ会館 ■サイト |