日本映画界の登竜門、「ぴあフィルムフェスティバル」の第37回が神戸アートビレッジセンターで開催へ。大阪からも2名の監督の作品が選出。ポスターには「映画を食べる生き物」ばくーを起用。
「ぴあフィルムフェスティバル」(以下PFF)は、1977年にスタートした映画祭で、邦画界の“登竜門”的存在として知られている。石井岳龍、黒沢清、園子温、橋口亮輔、塚本晋也、中村義洋、李相日、荻上直子、内田けんじ、石井裕也ら、多くの著名監督が賞を獲得してきた。
第37回目となる今回は、577作品が応募された。9月に東京でメインイベントが開催され、コンぺティション部門の「PFFアワード」の受賞作が発表。最終審査員の奥田瑛二さん、大友啓史さん、阿部和重さん、熊切和嘉さん、西村義明さんの審査を経て、選び抜かれた20作品が、一挙に上映される。
大阪からも2名の監督、大阪芸術大学出身で22歳の山本環監督(『ゴロン、バタン、キュー』)と、独学で映画監督を目指した36歳の中尾広道監督(『船』)が入選した。
今年はまず9月12日(土)から24日(木)まで、東京国立近代美術館フィルムセンターで開催。関西では10月3日(土)から9日(金)まで京都シネマで実施されていた。
10月31日(土)から11月3日(火・祝)に神戸アートビレッジセンターで開催されたあとは、11月に愛知芸術文化センターで、2016年4月に福岡市総合図書館でそれぞれ行われる予定だ。
今回の神戸アートビレッジセンターでの開催に合わせて、ポスターは「ばくー」仕様に。「ばくー」は神戸を中心に関西圏で活動するマスコットキャラクターで、「映画を食べる」ことが一番好きだという不思議なキャラクター。様々な映画イベントにも顔を出したり、映画監督とツーショット写真を撮ったりと、映画の盛り上げに一役買っている。
ばくーのインタビュー記事はこちら
第37回ぴあフィルムフェスティバルは、10月31日(土)から11月3日(火・祝)まで、神戸・新開地の神戸アートビレッジセンターで開催。神戸会場限定で2つのスペシャル講座「PFF入選の極意」と「つくる人のための世界の映画最新事情」講義なども行われる。
詳細情報 |
■開催日程 10月31日(土)~11月3日(火・祝) ■料金 ・PFFアワード2015フリーパス ・招待作品部門 ■映画館 ■サイト |