岡山県真庭市を舞台に、農家の現実と家族のあり方を描いた映画『ひかりのおと』(89分)が、9月15日(土)から宝塚のシネ・ピピアで上映される。21日(金)まで。
『ひかりのおと』は、岡山県真庭市に住む農家・山崎樹一郎さんが制作した自主映画。地元の酪農にスポットライトをあて、青年の夢と葛藤、未来への希望を描いている。
音楽を志して上京したものの、父親の怪我のために故郷へ帰る主人公。実家の酪農家の仕事を手伝い、農業の将来を心配しながら、地域の人たちの風習や人間関係に少しずつ悩んでいく、というストーリー。
制作後、2011年10月から2012年3月までの約5カ月間、岡山県全域で「巡回上映」を行ったという同作。自主映画業界の中で一躍話題をさらい、岡山芸術文化賞のグランプリをはじめ、ロッテルダム国際映画祭への招待、東京国際映画祭正式出品、大阪アジアン映画祭特別招待、アジアフォーカス・福岡国際映画祭正式上映などの栄誉を得た。
関西では、今年4月に大阪・九条のシネ・ヌーヴォ、5月に京都みなみ会館、7月に元町映画館でそれぞれ上映。今回久々の関西での公開となる。
9月15日(土)上映時は山崎監督の舞台あいさつも。また15日(土)・16日(日)は、トマト農家でもある山崎監督が育てた産地直送のトマトを販売する。
岡山県から生まれ、地方の農家の生き様と悩み、そして未来を描いた話題作。ぜひこの機会に観ておきたい。
■予告編
■上映日時
9月15日(土)・16日(日)
10:00~・11:50~
9月17日(月)~21日(金)
14:00~
■料金
一般1,500円、学生1,200円、高校生以下・シニア・会員1,000円
■会場
シネ・ピピア
(宝塚市売布2-5-1 ピピアめふ5階、TEL 0797-87-3565)
■サイト
シネ・ピピア
http://www.cinepipia.com/
『ひかりのおと』公式サイト
http://hikarinooto.jp/