ゴールデンウィークから5月にかけて、神戸の映画館4館で音楽にまつわる映画が多数上映されている。フェスのドキュメンタリーや著名ミュージシャンの物語、アカデミー賞で話題の『セッション』など。
神戸の地が、音楽映画に染まる。
たとえば神戸・新開地にあるシネマ神戸では、音楽ドキュメンタリー作品を2連続で上映。
まずは『メイド・イン・アメリカ』(2013年、93分)。人気ラッパーのジェイ・Zが、2012年に故郷のフィラデルフィアで主催した音楽フェスティバル「メイド・イン・アメリカ」を記録したドキュメンタリーだ。監督は、『ビューティフル・マインド』『ダ・ヴィンチ・コード』などの名匠ロン・ハワード。
続いて上映するのは、『12-12-12 ニューヨーク、奇跡のライブ』(2013年、106分)。2012年にアメリカを襲ったハリケーンの被災地救済のための、史上最大規模のチャリティコンサート「12.12.12 The Concert For Sandy Relief」のドキュメンタリーで、ポール・マッカートニーが製作総指揮を務めるほか、ザ・ローリング・ストーンズ、エリック・クラプトン、ボン・ジョヴィ、ブルース・スプリングスティーンら豪華ミュージシャンが出演している。
他の映画館にも、多くの音楽映画が出揃った。
シネ・リーブル神戸では、アカデミー賞3部門を受賞し、話題沸騰中の『セッション』(2014年、107分)が現在上映されている。世界的なジャズドラマーを目指して名門音楽学校に入学したニーマンが、伝説の教師フレッチャーの指導を受ける物語だ。
また5月16日(土)からは、天才ギタリストのジミ・ヘンドリックスが、無名のバックバンドでギターを弾くジェームスという存在から、スターダムに駆け上がるまでの2年間を描いた『JIMI:栄光への軌跡』(2013年、118分)を上映。
5月30日(土)からは、伝説のソウル・ミュージシャン、ジェームス・ブラウンの半生をザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガー製作で映画化した『ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男』(2014年、139分)の上映がスタートする。
新開地のパルシネマしんこうえんでは、昨年公開され人気を博した『ジャージーボーイズ』(2014年、134分)を5月11日(月)まで上映。クリント・イーストウッド監督が、1960年代に絶大な人気を誇ったポップスグループ「ザ・フォーシーズンズ」の実話を映画化した作品だ。
神戸の元町商店街にある元町映画館では、『ワイルド・スタイル』(1982年、82分)が上映中。サウス・ブロンクスを舞台に、グラフティアートとヒップホップのムーブメントを描いたドキュメンタリー作品だ。上映は5月15日(金)まで。
各作品の詳しい上映状況は下記の「詳細情報」を参照。
神戸の街で、音楽映画にどっぷりとひたりたい。
詳細情報 |
■各作品上映日程 ・シネマ神戸 『メイド・イン・アメリカ』 5月2日(土)~8日(金) 『12-12-12 ニューヨーク、奇跡のライブ』 5月9日(土)~15日(金) ・シネ・リーブル神戸 ・パルシネマしんこうえん ・元町映画館 ■映画館 シネ・リーブル神戸 パルシネマしんこうえん 元町映画館 ■サイト |