TSUTAYAと大阪の映画館、配給会社がタッグを組んだ「関西映画ミライ会」が、4月に拡大版の会合を実施。関西の映画館など映画業界関係者32人が集まり、横の連携を強化した。
「映画ミライ会」は、「関西の映画を盛り上げたい」という思いでスタートした、映画業界各社の連携グループ。大手レンタルビデオ店TSUTAYAと、大阪の映画館、配給などが提携して、2014年6月にスタートした。劇場は、シネ・リーブル梅田、テアトル梅田、シネマート心斎橋、あべのアポロシネマ。配給はアスミック・エース、ギャガ、ショウゲート、ツインなどが参加している。
普段の活動は、3つ。1つは、毎月20日発刊のTSUTAYAのフリーペーパー「T-CLUB MAGAZINE」内に、1~2ページほどのコーナーを作り、その中で劇場や配給おすすめの新作映画や、その新作を観る前にレンタルで観ておいたほうがより理解が深まる関連作DVDの紹介などを行う。参加劇場共通クーポンなども配布する。
2つめは、TSUTAYA店舗での展開。現在はTSUTAYAあべの橋店と連携し、映画ミライ会の関連作DVDを紹介するコーナーを設置している。
3つめは、facebookページの運営。ほぼ毎日、関西のおすすめ映画情報、イベント情報を配信している。facebookページはこちら。
今回は、「映画ミライ会拡大版」と称し、さらに多くの映画館・映画関係者を呼びかけた集まりを実施。第七藝術劇場、シアターセブン、シネ・ヌーヴォ、京都シネマ、京都みなみ会館、神戸アートビレッジセンター、元町映画館、OSシネマなどの映画館や、配給会社、宣伝担当など総勢32名が参加した。
TSUTAYA側からまず映画ミライ会の取り組みを共有し、今後さらなる企画の実現やコラボレーションを提案。「TSUTAYAから映画館へ、映画館からTSUTAYAへのお客様の流れを進め、映画館から映画館への流れも強化したい。今回の集まりをきっかけに、地域ごとに連携しながら、企画全体を盛り上げていきたい」と呼びかけた。
関西の映画館、配給会社などの横の連携をより強めていこうとする同会。今回の集まりをきっかけに動き出す今後の取り組みに期待したい。
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■サイト ・映画ミライ会(facebookページ) |