大阪アジアン映画祭のOP・CL作品が決定 新作と韓国ヒット作

3月開催予定の大阪アジアン映画祭のオープニング作品、クロージング作品が発表。よしもとばなな原作の『白河夜船』と、韓国で大ヒット中の『国際市場（原題）』に決定。

『国際市場（原題）』(C)2014 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved.

大阪アジアン映画祭は、毎年多くのアジア発の映画を上映してきた大阪の一大映画イベント。話題作や未来の才能を発掘し、映画ファンを中心に多くの人に親しまれてきた。昨年オープニング作品に選ばれた永瀬正敏さん主演の『KANO』は、台湾で大ヒットしたほか、日本でも話題となった。
今年は第10回の節目の開催。オープニング作品としては、安藤サクラさん主演、よしもとばななさん原作の『白河夜船』（2015年、91分）が決定。親友をなくしたり、不倫に気持ちが満たされなくなった女性の、息苦しく生きるさまを描く。世界で初めてのお披露目となる。

『白河夜船』(C)2015 よしもとばなな/『白河夜船』製作委員会

さらにクロージング作品として『国際市場（原題）』（2014年、126分）が発表。同作は、韓国で観客動員1200万人を記録した話題作。日本では初上映となる。朝鮮戦争時代に家族が離れ離れになった男性が、激動の時代をたくましく笑顔に生き抜く姿を描く。

第10回大阪アジアン映画祭は、3月6日（金）から15日（日）まで。梅田ブルク7、ABCホール、シネ・リーブル梅田、シネ・ヌーヴォなど大阪市内各地で開催される。
多彩なゲストを迎えてのトークイベントやウエルカム・パーティ、中之島クルーズなどの交流イベントも実施。プレイベントとして、MARUZEN & ジュンク堂書店梅田店でのアジア映画ブックフェアや、E-ma1 階 でのポスター展も開催予定。

前回の大阪アジアン映画祭のオープニングセレモニーの様子。王貞治さん、永瀬正敏さんらが参加した