手塚治虫がウォルト・ディズニーに捧げたアニメ「森の伝説」の中の、未完だったものを息子の手塚眞さんが完成させた第二楽章が、宝塚の手塚治虫記念館で特別上映される。同館20周年企画の一環。
「森の伝説」は、手塚治虫さんが生涯敬愛していたというアニメーション界の巨人ウォルト・ディズニーへ捧げた作品。チャイコフスキーの「交響曲第四番」にあわせて、森に住む動物や妖精が、自然破壊を繰り返す人間に対して警鐘を鳴らす物語。全4楽章が予定されていた中で、これまで第一楽章と第四楽章のみ完成していた。
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今回第二楽章が、手塚治虫さんが残していた創作メモをもとに、息子でヴィジュアリストの手塚眞さんの手により完成。「自然の美しく緻密な描写」をテーマに、カゲロウを中心とした森の生命感を表現した。2014年8月に広島国際アニメーションフェスティバルで上映された。
特別上映は、手塚眞さんが名誉館長を務める手塚治虫記念館の開館20周年企画として実施。期間は、2月1日(日)から20日(金)まで。同館オリジナルアニメ「オサムとムサシ」と交互に上映する。
また2月1日(日)と15日(日)は特別に、「森の伝説」の第一楽章、第四楽章とあわせて上映する。総上映時間は約41分。
料金は無料だが、入館料は必要。各回先着50人まで。
詳細情報 |
■上映日程 2月1日(日)~2月20日(金) ※2月1日(日)、15日(日)は午前と午後1回ずつ、「森の伝説」第一楽章、第二楽章、第四楽章をあわせて特別上映 ※毎週水曜日は休館日 ■料金 ■開催会場 ■サイト |