梅田で美術館テーマの2作連続公開　国立国際美術館との相互割も

シネ・リーブル梅田で、美術館をテーマにした『みんなのアムステルダム国立美術館へ』が公開。1月31日（土）には『ナショナル・ギャラリー　英国の至宝』も。中之島・国立国際美術館での映像作家フィオナ・タン特別展との相互割引も。

大阪のスカイビル梅田3・4階に位置する映画館、シネ・リーブル梅田。ここで美術館をテーマにした2作品が上映される。

まず1月24日（土）から公開されたのが、『みんなのアムステルダム国立美術館へ』（2014年、90分）。レンブラントの「夜警」などの名作を所蔵するオランダのアムステルダム国立美術館を舞台に、10年に及ぶ改修事業の紆余曲折の様子を撮影したドキュメンタリー。

『みんなのアムステルダム国立美術館へ』©2014 Column Film BV

1月31日（土）からは『ナショナル・ギャラリー　英国の至宝』（2014年、181分）が上映。監督は『パリ、オペラ座のすべて』などのドキュメンタリー映画で知られる巨匠フレデリック・ワイズマン。イギリス・ロンドンにある有名美術館ナショナル・ギャラリーで3カ月間取材した作品で、絵画の修復作業などの舞台裏や、さまざまなプログラムで来館客をもてなす様子を撮影している。

『ナショナル・ギャラリー　英国の至宝』©2014 Gallery Film LLC and Ideale Audience. All Rights Reserved.

今回2作品がシネ・リーブル梅田で続いて上映することにあわせて、大阪・中之島の国立国際美術館とのタイアップ企画が実現。同館で3月22日（日）まで実施している映像作家フィオナ・タンの関西初大規模個展「フィオナ・タン　まなざしの詩学」の入場券をシネ・リーブル梅田で提示すれば、2作品の当日料金が一般300円引き、大学・専門学生が200円引きになる。
また2作品のチケット半券を持参すれば「フィオナ・タン まなざしの詩学」が一般300円引き、大学・専門学生が250円引きになる。

フィオナ・タン《インヴェントリー》2012 年 HD・ヴィデオ インスタレーション 作家蔵 Courtesy of the artist and Frith Street Gallery, London; Wako Works of Art, Tokyo

『みんなのアムステルダム国立美術館へ』はシネ・リーブル梅田で1月24日（土）から上映中。京都シネマで4月から、神戸アートビレッジセンターでも近日公開される。
『ナショナル・ギャラリー　英国の至宝』はシネ・リーブル梅田で1月31日（土）から上映開始。シネ・リーブル神戸で同じく1月31日（土）から、京都シネマで2月14日（土）から上映予定。

また「フィオナ・タン まなざしの詩学」は国立国際美術館で3月22日（日）まで開催中。