ホウ・シャオシェン、エドワード・ヤンら台湾の巨匠監督4人の作品を特集する「台湾巨匠傑作選」が関西へ。1月17日(土)から第七藝術劇場で始まり、京都みなみ会館、元町映画館でも実施。『セデック・バレ』ドキュメンタリー特別上映も。
近年、多くの映画監督を輩出し、日本の映画ファンにも愛されている台湾映画。その過去と現在、そして未来へ続く軌跡をたどろうと、「台湾巨匠傑作選」が企画。東京ではすでに2014年の8月~9月に、新宿のK’s cinemaで実施された後、好評を受けて10月~11月にもアンコール上映された。
スポットライトが当たったのは、台湾の監督4人。
『悲情城市』(1989年)『珈琲時光』(2003年)などで知られる台湾を代表する監督ホウ・シャオシェン、『ヤンヤン 夏の想い出』などで国際的に高い評価を得て、2007年に死去したエドワード・ヤン監督、『グリーン・デスティニー」(2000年)『ブロークバック・マウンテン』(2005年)などを手がけ、ハリウッドでも大きな成功を収めたアン・リー監督、日本統治下の台湾の霧社事件を描いた大作『セデック・バレ』(2011年)で高い評価を確立したウェイ・ダーション監督、この4名の作品を特集する。
中でも注目なのは、『セデック・バレ』の題材となった霧社事件の被害者・加害者の遺族や歴史学者のインタビュー、そしてセデック族発祥の地の巨石を探す旅を記録したドキュメンタリー『セデック・バレの真実』(2013年)。新作特別上映となる。
Corporation & ARS Film Production ALL RIGHTS RESERVED. |
「台湾巨匠傑作選~ホウ・シャオシェン/エドワード・ヤン/アン・リー/ウェイ・ダーションの世界~」は、大阪・十三の第七藝術劇場で1月17日(土)から2月6日(金)まで、京都みなみ会館で1月31日(土)から2月13日(金)まで、神戸の元町映画館で2月7日(土)から2月20日(金)まで、それぞれ実施される。
上映作は各劇場によって異なるため、詳細は各劇場のサイトなどを確認してほしい。
「台湾巨匠傑作選」予告編 |
詳細情報 |
■実施日程 ・第七藝術劇場 1月17日(土)~2月6日(金) ・京都みなみ会館 ・元町映画館 ■映画館 京都みなみ会館 元町映画館 |