9月27日(土)から公開の映画『マザー』のスペシャルトークイベントが、梅田のタワーレコードNU茶屋町店で8月27日(水)に開催。楳図かずおさん、主演の片岡愛之助さん、舞羽美海さんがトークを行った。
『マザー』(2014年、83分)は、「漂流教室」「まことちゃん」などで知られるホラー漫画家の楳図かずおさんが、77歳で映画監督デビューを果たした長編作。亡き母親との思い出と、自身の創作の秘密に迫った自伝的ストーリーを映画化した。主役の楳図かずお役は、歌舞伎俳優の片岡愛之助さん。楳図さんの担当編集者を元宝塚女優の舞羽美海さん、母イチエさんを真行寺君枝さんがつとめている。主題歌は中川翔子さん。
今回は、公開間近の本作の魅力を紹介するトークイベントを、梅田のタワーレコードNU茶屋町店で開催。満場の客が待ち構える中、楳図さん、片岡さん、舞羽さんが登場すると、大きな拍手が巻き起こった。会場には、ボーダー柄の服を着たファンも多く詰めかけ、片岡さんが「ボーダー多いですね、嬉しいですね」と言及する一幕があった。
自身の映画監督への挑戦について、「もっと早い時期に作っていたら、みんなライバル意識を燃やして協力してくれなかったかもしれません。このタイミングで良かったです」と話す楳図さん。「最初のシーンが特におすすめ。もうあれを観たら、引き込まれて逃れられませんよ」と語りかけた。
片岡さんは、最初オファーがあった時びっくりしたというが、「マンガ家の楳図かずおという役を演じてほしい」との申し出を受け、「とても光栄でした」と話した。
舞羽さんは、「現場にいると、楳図さん本人と、楳図さん役の片岡さんの2人がいるので、どんどん似てくるところもあってどちらが本人かわからないぐらいでした」と振り返った。
片岡さんは「まず絵コンテが素晴らしい」と絶賛。「どういう表情をするかとか、どういう方向性で映画を撮るか、とかが絵コンテでとてもわかりやすく表現されていたので、すごく助かりました」と話し、舞羽さんも「おかげでとてもスムーズでした」と同意。舞羽さんが「アクションにも挑戦したのでそれも観てほしい」と話すと、片岡さんは「これはすごいアクションですよ、ぜひ楽しみに」と呼びかけ、楳図さんは「基本はホラーなんですけど、いろんな要素がどんどん入っていて、観ていて飽きない作品だと思います。みなさんの協力があって、本当によくできた作品になりました。みなさんよろしくお願いします」と話した。
映画『マザー』は9月27日(土)から、大阪ステーションシティシネマなどで上映開始。
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■上映日程 9月27日(土)~ ■サイト |