塚口サンサン劇場の改革10年を記した人気連載! 書籍も発売中!

連載コーナーはこちら

「宮崎駿は私のヒーロー」『ヒックとドラゴン』署名にデュボア監督も賛同

映画『ヒックとドラゴン』の続編が世界で大ヒットに。日本公開を望む署名活動は5,000人を突破した。同シリーズのディーン・デュボア監督がツイッターで反応し、自身も署名を行うなど、反響が拡大している。

ヒクドラ監督署名
ディーン・デュボア監督による署名

※署名活動は2014年12月末で終了しました。

『ヒックとドラゴン』(2010年、98分)は、イギリスの児童文学を原作にした3Dアニメ映画で、バイキングの少年ヒックと、ドラゴンのトゥースとの友情を軸に描くファンタジー作品。製作会社は、『シュレック』『マダガスカル』『カンフー・パンダ』などのドリームワークス・アニメーション。
続編となる『How to Train Your Dragon 2』が6月からアメリカで公開スタート。アメリカ国内では興行収入1億7,100万ドルにとどまったが、7月以降の全世界公開で人気がヒートアップ。9月頭には世界興行収入6億ドルを突破し、今年最も興行収入をあげたアニメーション映画となった。

ヒック2
前作の『ヒックとドラゴン』(C)2009 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.
ヒクドラ2
『ヒックとドラゴン』続編 DreamWorks Animation

だが同作は、日本では未公開で、今後の上映も発表されていない。「映画館の3Dで観るべき映画だ」と考えたファンたちが、日本での公開を望む思いを知ってもらおうと、署名活動を開始した。大阪在住の石川正美さんらが中心となり、ネットで署名を募集。7月にスタートした署名活動は、9月8日(月)現在で5,000人を達成しており、集まった署名はすでに一度、配給会社の20世紀フォックスに送付している。詳しくはこちらの記事を参照。

ここで、9月7日(日)に新展開が。同シリーズの監督のディーン・デュボアが、ファンからのツイッターの呼びかけに反応。「I wish I knew why we didn’t release there! Really sorry, but thank you all for being fans of the films regardless.(意訳:なぜ公開できないかの理由はわからないけど、申し訳ない。それでも映画のファンでいてくれて感謝する)」と返事した。

さらには、署名活動サイトにも、本人が投稿。「 My own work has been greatly influenced by Japanese animation, most notably, the work of my personal hero, the legendary filmmaker, Hayao Miyazaki.(私自身、日本のアニメーションに多大な影響を受けてきた。その中でも最も顕著なのは、私の個人的なヒーローで、伝説的な映画監督の(スタジオジブリの)宮崎駿の作品だ)」と述べ、「日本に住む私たちのファンのために署名する」と賛同の意を表している。

今回の監督からの反応を受けて、署名活動を行う石川さんは「賛同者のみなさんも、わたしたち主催メンバーも、とても勇気をもらいました」とコメント。「公開する・しないにかかわらず、監督にこの運動を知ってもらえたこと、そして日本にはこんなにも熱烈なファンがたくさんいることを知ってもらえたことが嬉しいです」と喜びを表している。

『ヒックとドラゴン』続編公開を望む署名活動は、現在も署名応募サイト「Change.org」で継続して実施中。
※署名活動は2014年12月末で終了しました。

『How to Train Your Dragon 2』予告編

詳細情報
■サイト
署名募集ページ(Change.org内)
「ヒックとドラゴン2(仮)」をどうしても日本公開してほしい会
『ヒックとドラゴン』続編を劇場で! 大阪発署名活動が支持拡大中[ニュース]