京都・鴨川の河川敷での定例野外上映イベント「カモシネマ」の第10回が、8月23日(土)に開催され、『鴨川ホルモー』が上映された。本木克英監督のあいさつも。
「カモシネマ」は、京都の鴨川の河川敷にスクリーンと映写機を設置して行われている野外上映イベント。立命館大学の広告研究会の学生たちが中心となり、毎年行われてきた。
今回は荒天で実施が危ぶまれたものの、天候が無事回復し、予定通り実施。300人近くの来場客が川辺のブルーシートの上に座り、深くなる夜の中、スクリーンに投影される映像を楽しんだ。
今回節目の第10回の開催に当たって、鴨川にふさわしく『鴨川ホルモー』の上映を決定。『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『偉大なる、しゅららぼん』などで知られる万城目学さんの同名小説を映画化したもの。山田孝之さん、栗山千明さんらが出演している。
舞台が京都大学であり、また実際の撮影は立命館大学で行われたりと、京都にゆかりの深い作品である同作。以前から候補作には挙がっていたものの上映がかなわなかったが、今回は節目ということもあり「満場一致で決定した」(代表の宮本健太郎さん)という。
開催当日には、同作の本木克英監督らも会場を訪れ、挨拶を実施。「撮影のために京都市内を駆け回りました。メインは立命館大学です。吉田神社の境内の中でも撮りましたし、京都大学の吉田寮でも撮影できました」と撮影当時の思い出を振り返り、「京都のみなさんには、なじみのあるところがたくさん出てくると思います。こんなところでも撮ったんだ、と思いながら楽しんでくれれば」と呼びかけた。
ほかにも、ミスキャンパス立命館2014のメンバーによるスライドを使いながらの活動報告や、京都国際学生映画祭とのコラボ企画も。
京都国際学生映画祭からは、過去に出品され高評価を得たアニメ2本、『ゴヤリーナとサンゴ礁』(第14回最終審査員賞)、『あきちあそび』(第16回最終審査員賞)を上映。秋に開催される第17回の同祭の魅力についてPRした。
第17回京都国際学生映画祭は、11月22日(土)から11月28日(金)まで、京都シネマで開催予定。
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■サイト ・カモシネマ10 ・京都国際学生映画祭 |