京都の男性が自主制作した、中年男性が主役のヒーロー映画『拳銃と目玉焼』のシネコン上映が決定した。関西では11月に梅田ブルク7、Tジョイ・京都で1週間上映予定。
『拳銃と目玉焼』(2013年、115分)は、京都でビデオ撮影業などを営む安田淳一さんが私財をつぎ込み、3年がかりで制作したインディーズ映画。今年3月から大阪・京都などの単館系映画館で上映され、自主制作とは思えないクオリティやエンターテインメント性の高さが評判となっていた。好評につき、上映期間が延長されたこともある。
キャッチコピーは「ハリウッドよ、これが日本のヒーロー映画だ」。「ハリウッドの2000分の1の予算で、2分の1面白い映画を作った」という自信を胸に、監督自ら劇場を行脚し、公開にこぎつけた。
主役は新聞配達員の中年男性・志朗。深夜の街で、オヤジ狩りにあう町工場の社長を助けたことから、社長の復讐の手伝いをすることになる、という物語。そしてプロテクターで身を守り、悪ガキを懲らしめることに成功。いつしか志朗は、手製の装備に身を固めたヒーローになっていく・・・という、まさに手作りのヒーロー物語だ。
中年男の優しさとカッコよさを描きたかったという安田さん。「昭和の男のやせ我慢を見てほしい」という思いが通じ、多くの人の共感と喝采を呼んだ。
今回上映が決定したのは、東映系のシネコンであるT・ジョイ系列の映画館。10月18日(土)から新宿バルト9と広島バルト11で上映開始。その後全国計7都市での上映が決定している。
関西では11月1日(土)から11月7日(金)まで梅田ブルク7で、11月8日(土)から11月14日(金)までT・ジョイ京都で、それぞれ上映予定。
『拳銃と目玉焼』予告編 |
詳細情報 |
■上映日程 新宿バルト9 10月18日(土)~10月24日(金) 広島バルト11 梅田ブルク7 横浜ブルク13 T・ジョイ京都 T・ジョイ博多 ■サイト |