大人気作『テレクラキャノンボール』が大阪へ　上映に監督らトークも

人気アダルトビデオシリーズの映画化作品『劇場版 テレクラキャノンボール2013』の上映・トークイベントがロフトプラスワン・ウエストで開催へ。第七藝術劇場などでも上映予定。

『劇場版 テレクラキャノンボール2013』

『劇場版 テレクラキャノンボール2013』（2014年、135分）は、アダルトビデオからの派生作品。1997年からスタートしたアダルトビデオの人気シリーズが「テレクラキャノンボール」で、「AV監督たちがバイクや車でレースを行いながら、各地でゲットした素人女性の数を競い合う」というもの。手がけるのは、人気AV監督のカンパニー松尾さん。
初期3作品は2012年にDVD「テレクラキャノンボールBEST8時間」として再発売されたほか、前作にあたる「テレクラキャノンボール2009　賞品はまり子*Gカップ」は大きな反響を呼び、AVグランプリでプレス賞を受賞している。

『劇場版 テレクラキャノンボール2013』

今作『劇場版 テレクラキャノンボール2013』は、同シリーズの劇場映画版。東京をスタートし、仙台・青森を経由して札幌までの全行程1,500キロを、車3台、バイク2台でレースしながら1週間で駆け抜けるというもので、「テレクラやナンパ、各種出会い系を駆使して現地素人をキャッチしてハメ倒す！」内容となっている。
出演は、カンパニー松尾さん、バクシーシ山下さん、ビーバップみのるさん、タートル今田さんら。

『劇場版 テレクラキャノンボール2013』

東京のオーディトリウム渋谷で公開されるや否や、大きな反響を呼んだ同作。関西では5月6日（火）に神戸の元町映画館で初公開され、満席立ち見ありの大盛況となった。
今後は、まず大阪のトークライブハウス「ロフトプラスワン・ウエスト」で5月16日（金）と17日（土）にそれぞれ上映とトークイベントを実施。カンパニー松尾さん、バクシーシ山下さんに加え、男優のマグナム北斗さん、団鬼六賞作家の花房観音さん、社会学者の宮台真司さんらが登壇する。

また5月17日（土）の深夜にはオールナイトイベントとして、バクシーシ山下さんの未発売や絶版のAV3作、『死ぬほどセックスしてみたかった。』（1994年）『SMワイドショー　マゾに気をつけろ！』（1996年）、『逆ナンパしちゃった!? 青木ヶ原樹海編』（2004年）を特別に上映する。

劇場公開もいくつか決定中。大阪・十三の第七藝術劇場で6月21日（土）から一週間上映されるほか、元町映画館でも今年夏以降の上映が予定されている。

アダルト作品の枠組みを超え、AVファンだけでなく、映画ファン、ドキュメンタリーファン、その他多くの人を熱狂させた話題作。
その関西を席巻していく様子に注目しておきたい。