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神戸でギリシャの巨匠アンゲロプロス監督の追悼上映

神戸の元町映画館で7月14日(土)から、「追悼テオ・アンゲロプロス 特集上映」がスタートする。

テオ・アンゲロプロスはギリシャの映画監督。
1935年にアテネに生まれ、パリに留学。帰国後60年代から映画制作をはじめ、神話を下敷きに現代史を批判的に追う『旅芸人の記録』(1975年)でカンヌ映画祭・国際批評家賞を受賞した。その他にも、『アレクサンダー大王』(1980年)でベネチア映画祭金獅子賞、『永遠と一日』(1998年)でカンヌ映画祭パルムドールを受賞するなど、国際的な評価の高い監督。

よく言われる特徴は、極端な長回し(カットを割らず1シーンが長い)や、曇天・雨天でしか撮影しないスタイルなど。『エレニの旅』(2004年)は2つの村を実際に作り、洪水で水没していく様子をCGを用いずに撮影するなど、映像作りに徹底的にこだわった。
映画界の“巨匠”である彼だが、2012年1月24日、交通事故にあい死亡。76歳。その後、世界や日本で追悼の特集上映が開催された。

今回元町映画館では、11月まで6回に分けて、追悼特集を行う。第一弾は7月14日(土)~20日(金)まで、カンヌ映画祭・国際批評家賞の『旅芸人の記録』(1975年)。その後も8月に3作品、9月に2作品、10月に4作品の計10作を定期的に上映していく予定。

■上映日時
7月14日(土)~20日(金)
12:50~

■料金
当日一般1,200円
5プログラム券5,000円(ポストカード付き)

■会場
元町映画館
(神戸市中央区元町通り4-1-12、TEL 078-366-2636)

■サイト
元町映画館
http://www.motoei.com/