2013年4月に開設された京都の元・立誠小特設シアターが、1年の特設期間を経てリニューアル。2014年4月より「立誠シネマプロジェクト」の常設施設として再スタートを切る。
立誠小学校(京都市中京区)は1993年に閉校。それ以降は、イベントやワークショップの拠点として、市内外から多くの人が利用する場所となっていた。
2013年4月には、「立誠シネマプロジェクト」が始動。これは、映画の原型である「シネマトグラフ」の日本初となる試写実験がこの地で行われたことにちなんだもので、京都の映画製作・配給会社シマフィルムと、東京で映像制作・配給・ワークショップ事業を手がける映画24区、そして京都市が共同運営の形でスタートさせた。
事業の柱として、「シネマカレッジ京都」を運営。これは、京都から映画人を発掘し、育成すべく、「俳優コース」「脚本コース」「配給・宣伝コース」の3部門の講義を行うというもの。
そしてその一環として、特設シアターの運営に着手。同講座受講生は上映作を無料で見られるほか、元校舎のロビーを生かした催しなど、さまざまな連携企画を実施してきた。
今回のリニューアルは、1年間の運用を経て、今後も継続的に運営していくことを見越して実施。シアター内部の改装などが行われた。席数は35席となり、4月12日(土)から正式再始動となる。
「講座と連携した企画を、さらに打ち出していきたい」と話す担当者。「ロビーも、映画の資料やアニメの原画を展示したり、トークイベントを行ったりと、様々な用途に活用できるのが利点。これからも多彩な企画を打ち出したい」と意気込んでいる。
立誠シネマプロジェクトのシアターは、4月12日(土)から再開される。
また、同校で開講するシネマカレッジ京都は現在、受講生を募集中。
詳細情報 |
再開日程 | 4月12日(土)~ |
映画館 |
立誠シネマプロジェクト (京都市中京区備前島町310-2元・立誠小学校南校舎3F、TEL 080-3842-5398) |
サイト |
立誠シネマプロジェクト http://risseicinema.com/ 映画づくりの基礎から実践まで シネマカレッジ京都が受講生募集[ニュース] http://www.cinepre.biz/archives/11593 京都に新たな映画拠点 元・立誠小の特設シアター始動[レポート] http://www.cinepre.biz/archives/5553 |