映画を志す人の育成を目的に、元・立誠小学校で実施されている「シネマカレッジ京都」が、2014年度春からの講座内容を発表。俳優コース、脚本コース、配給・宣伝コースの受講生を募集している。
シネマカレッジ京都は、2013年にスタートした、「京都映画人発掘育成プロジェクト」。京都の映画制作会社シマフィルムと、東京で映画制作やワークショップ事業を営む映画24区、そして京都市の共同主催のもと、映画を志す人を育成し、京都から新しい映画の形を発信しようと行われてきた。
授業は、3つのコースを設定。それぞれ、映画監督らが映画向けの演技指導を行う「俳優コース」、監督・脚本家らが指導する「脚本コース」、配給・宣伝会社の人たちが講師をつとめる「配給・宣伝コース」となる。開講日は、基本的に週末に設定され、学生から社会人までさまざまな年齢層が受講している。
受講するだけでなく、外部の企画と連動しているのも同講座の特色の一つ。
たとえば『時をかける少女』(2010年)などを手がけ、俳優コースの講師も務めた谷口正晃さんが監督した『父のこころ』(2014年、89分)には、同受講生が多く出演。劇場デビューを飾った。
他にも、浅川周・松野泉両監督のオムニバス短編集『頼りない人々』の制作や、京まちなか映画祭との企画提携、元・立誠小特設シアターでのイベント参加など、さまざまな実践が行われている。
シネマカレッジ京都は、俳優コース、脚本コース、配給・宣伝コースのそれぞれで、現在受講生を募集中。全10回~12回の定期クラスのほか、1日・2日だけの短期クラスも。
講義日程、応募〆切はシネマカレッジ京都の公式サイトで。多くは応募〆切が4月頭から中旬まで、開講日が4月下旬から5月にかけて予定されている。
他の仕事をしながら、関西にいながらでも映画づくりを、現場での実践を含めて学ぶことができる機会。
興味がある方は是非ご応募を。
詳細情報 |
実施会場 |
元・立誠小学校 (京都市中京区備前島町310-2) |
サイト |
シネマカレッジ京都 http://cinemacollege-kyoto.com/ |