インディペンデント映画40作が集結　大阪4カ所でシネドライブ開幕へ

インディペンデント映画40作品を3日間で一挙上映する「シネドライブ2014」が、大阪のシアターセブン、プラネットプラスワン、天劇キネマトロン、イロリムラで同時開催される。開幕・閉幕時にはオールナイトイベントも。

シネドライブは、2009年より大阪で行われているインディペンデントの映画イベント。もともとは、2000年から「自主映画の異種格闘技戦」として始動した「シネトライブ」を引き継ぐ形でスタート。その後2009年、2010年、2012年と3回にわたって開催されてきた。
4回目となる今年の「シネドライブ2014」では、「いま作り手が観客に観て欲しい自分の映画」というテーマで半年間の公募を実施。全国のインディペンデント映画の作り手40人から作品が寄せられた。

「同時多発的な『インディペンデント映画フェス』として関西を盛り上げたい」と意気込む同事務局。「現代において、インディペンデント映画に可能性はあるのか、何のために、社会とどのような関係性を持って作られているのか、作品の意義について上映することを通して問いかけていく」という。

多数のインディペンデント映画が上映

作品の上映に合わせて、監督たちのアフタートークも多数実施。
またオープニングイベントでは「ドライブ100マイル vol.4」と題し、8ミリ作品の『野良景色～銀鉛画報会2・シングル8篇～』（75分）と『犬の装飾音』（27分）を上映。その後参加監督や関係者によるシンポジウムをオールナイトで実施する。
さらにクロージングイベントとして、同じく8ミリ作品『妖精-Sprite-』（68分）と『オトヲカル』（36分）を上映。こちらもオールナイトイベントとして、3日間の総括や「6年後の未来」について語りあうトークセッションを開催する。

『野良景色～銀鉛画報会2・シングル8篇～』	『犬の装飾音』
『妖精-Sprite-』

シネドライブは3月21日（金）から3月23日（日）まで、大阪・十三のシアターセブンと、中崎町のプラネットプラスワン、天劇キネマトロン、イロリムラで同時開催。
オープニングイベントとなる「ドライブ100マイル vol.4」は3月20日（木）の23時30分から、クロージングオールナイトイベントは3月23日（日）の22時30分から、ともにシアターセブンで実施される。

デジタル機材の導入により、インディペンデント映画がより手軽に作られるようになった今、作り手たちはどのような挑戦を試みるのか。その未来に注目したい。