話題の映画『ペコロスの母に会いに行く』の上映に合わせて、主演でピッコロ劇団代表の岩松了さんが2月23日(日)に塚口サンサン劇場に登壇。満員の観客を前に舞台あいさつを行った。
『ペコロスの母に会いに行く』(2013年、113分)は、漫画家・岡野雄一さんの実話をもとにした介護日誌コミックシリーズを原作に、森崎東監督が映画化した作品。ペコロスこと岡野雄一さんと、認知症が進む母親の心の交流を描いている。
今回の、尼崎市の塚口サンサン劇場での舞台あいさつは、本作の主演・岩松了さんが同市で活動するピッコロ劇団の代表をつとめている縁で実現。もともとの作品の人気の高さとあいまって、当日は大勢の人が同劇場を訪れ、満員となった。
作品上映後、「ペコロスー!」という観客の呼び声と拍手で迎えられた岩松さんは、「初めて訪れましたが、良い映画館ですね。みなさんにも熱気があってすごくいい。今日は本当にありがとうございます」とあいさつ。撮影時の「カツラ装着のエピソード」や、努力してギターを練習した話など、訪れた人しか聞けない裏話を特別に披露した。
「実際の人物を元にした話なので、原作者の岡野さんのことをもっと知りたくなり、飲みに行きました」と話す岩松さん。長崎では2人でライブを行ったというエピソードも語られ、「これからはライブに生きようかな」とつぶやいて観客から拍手と笑い声が起きる一幕もあった。
舞台あいさつ終了後は、観客をバックに記念撮影を実施。大きな拍手に送られながら、会場を後にした。
■サイト
『ペコロスの母に会いに行く』公式サイト
http://pecoross.jp/
マンガから生まれた名作『ペコロスの母に会いに行く』関西で再上映
http://www.cinepre.biz/archives/9999