世界の若手アニメ作家が集う「世界のインディペンデント・アニメーション2014 in 関西」が、神戸アートビレッジセンターで2月21日(金)に開催され、短編作の上映や次回作のプレゼンテーションが行われた。
「世界のインディペンデント・アニメーション」は、文化庁主催の「アニメーション・アーティスト・イン・レジデンス東京」の一環として毎年実施されているプロジェクトで、海外から優れた若手アニメーション作家を毎年3人日本に招待して、作品上映や次回作のプレゼンテーションを行い、メディア芸術における国際交流を推進するというもの。
今回神戸アートビレッジセンターと、翌日の京都芸術センターで実施された「世界のインディペンデント・アニメーション2014」では、スイスのミヒャエル・フライさん、イスラエルのオフラ・コブリネルさん、ポーランドのトマーシュ・ポパクルさんの3人が登場。それぞれのアニメ作品の上映などを行った。
まず、文化庁主任芸術文化調査官の佐伯知紀さんらが、同プロジェクトの概要を解説。「日本に滞在している間に、アニメ制作に取り組むほか、多くの人と交流して新たな刺激を受けてほしいと思っています」と話した。
その後、トマーシュ・ポパクルさんの『Ziegenort』、オフラ・コブリネルさんの『In a Clear Mind』、ミヒャエル・フライさんの『PLUG & PLAY』を上映。
それぞれの上映後には、3人が現在取り組んでいる次回作についてのプレゼンも実施。映像やスライドを使いながら、新たな取り組みについて紹介した。
また、各国のアニメーション事情や国を代表するアニメ作家の紹介も実施。終了後には、場所を1階のロビーに移しての交流会も催され、観客と作家たちの意見交換が行われた。
「アニメーション・アーティスト・イン・レジデンス東京2014」は、3月に東京での成果発表会も予定されている。
■サイト
世界のインディペンデント・アニメーション2014 in 関西
http://japic.jp/?p=1283