ビジュアルアーツ専門学校・大阪で2月15日(土)、山形国際ドキュメンタリー映画祭2013で大賞に輝いた『我々のものではない世界/A World Not Ours』の無料上映会が開催された。ちなみに上映会は2月16日(日)にも実施予定。
山形国際ドキュメンタリー映画祭は、2年に1度開かれている国際的な映画祭で、国内外から最新のドキュメンタリー映画とその作家たちが集結するイベント。ドキュメンタリー好き、映画好きから長年親しまれており、関西からも毎回訪れる映画ファンが多いという。
その2013年10月に開催された同祭で、大賞に選ばれた『我々のものではない世界/A World Not Ours』(2012年、93分)が、今回大阪で初上映。
パレスチナの難民キャンプで育ち、デンマークに移住したマハディ・フレフェルさんが手がけた作品で、軽快なテンポやコミカルな雰囲気の中に、難民キャンプでの暮らしや苦悩、仮住まいだったはずのキャンプに長年暮らし続けざるをえない人々の現実を描いている。
今回の無料上映会を企画したのは、同校で映画制作を教える柴田誠さん。山形国際ドキュメンタリー映画祭に足しげく通うほか、自身も雪印食品の牛肉偽装詐欺事件を告発した西宮冷蔵を描いたドキュメンタリー映画『ハダカの城』(2007年)を監督している。
これまでも「山ドキュ in 大阪」と題し、同祭で人気の高かった作品の大阪上映会を実施してきたという柴田さん。「これからも、大阪ではなかなか観賞する機会がない、優れた作品を紹介していきたい」と話す。
『我々のものではない世界 / A World Not Ours』の特別無料上映は、明日2月16日(日)の13時30分と16時にも実施予定。「2回ともまだ若干の残席はあるので、興味がある方は直接お越しいただければ」と柴田さん。
■サイト
「我々のものではない世界 / A World Not Ours」特別試写会のお知らせ
http://www.visual-arts-osaka.ac.jp/news/contents/m_joueikai_20140106.php
ビジュアルアーツ専門学校・大阪
http://www.visual-arts-osaka.ac.jp/
山ドキュ大賞作品『我々のものではない世界』、大阪で無料上映
http://www.cinepre.biz/archives/10310