1960年代に製作されたアメリカのSFドラマ『タイムトンネル』を特別に上映し、日本SFクラブ会員の専門家2人が解説トークを行う催しが、大阪・十三のシアターセブンで2度にわたって実施される。
(C) 1994-1995 Twentieth Century Fox Film Corporation and Kent Productions, Inc. (C) 1999 Twentieth Century Fox Film Corporation and Irwin Allen Properties, LLC. All Rights Reserved. |
今のタイムマシン物にも多大な影響を与えている名作を、この機会に。
『タイムトンネル』は、1960年代にアメリカで制作されたテレビドラマシリーズ。
国家プロジェクトである時間旅行計画の打ち切りが検討されるところから始まり、計画の存続を願い自ら時間旅行をしてその性能を証明しようとした若き科学者たちのドラマを描いている。
それまでの時間旅行SFは、天才的な発明家たちが自分で開発したタイムマシンを使用するのが一般的だったが、同作では国家プロジェクトによって作られた巨大な装置により時間旅行するという画期的な設定が採られており、人気を博した。『2001年宇宙の旅』(1968年)『未知との遭遇』(1977年)などにも影響を与えているといわれている。
監督のアーウィン・アレンは、のちに『ポセイドン・アドベンチャー』(1972年)シリーズ、『タワーリング・インフェルノ』(1974年)などのプロデュース・監督を手がけている。
日本では1967年にNHKで放映された。
(C) 1994-1995 Twentieth Century Fox Film Corporation and Kent Productions, Inc. (C) 1999 Twentieth Century Fox Film Corporation and Irwin Allen Properties, LLC. All Rights Reserved. |
今回シアターセブンでは、「ザ・空想科学劇場 懐かしテレビ番組『タイム・トンネル』特別イベント」と題し、2回に分けて開催。
第1話「過去との出会い」(50分)と日本未放映の第4話「真珠湾攻撃の前夜」(50分)を2月9日(日)に、同じく日本未放映の第17話「生死を賭けたゲーム」(50分)と第19話「ネロの亡霊」(50分)を3月8日(土)に、大阪・十三のシアターセブンで特別上映する。
またそれぞれの日には上映にあわせて、翻訳家で日本SF作家クラブの増田まもるさんと、同じ日本SF作家クラブ所属、夢人塔の浅尾典彦さんが対談を実施。海外ドラマの研究家松岡秀治さんをゲストに、作品や当時の時代背景、SFについてのトークを行う。メイキング映像も一部上映される予定だという。
担当者は「日本中が固唾を呑んで見守った“時空を超えた大冒険”。懐かしテレビの世界をご堪能ください」と呼びかけている。
「ザ・空想科学劇場 懐かしテレビ番組『タイム・トンネル』特別イベント」は、大阪・十三のシアターセブンで2月9日(日)と3月8日(土)に開催予定。
詳細情報 |
開催日程 |
前編 2月9日(日) 17時開演 第1話「過去との出会い」(50分) 第4話「真珠湾攻撃の前夜」(50分) 後編 3月8日(土) 18時開演 |
料金 | 一般1,500円、シニア1,300円、シアターセブン会員1,300円 |
開催会場 |
シアターセブン (大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ5F、TEL 06-4862-7733) |
サイト |
「ザ・空想科学劇場」懐かしテレビ番組『タイム・トンネル』特別イベント http://www.theater-seven.com/2014/movie_timetunnel.html シアターセブン http://www.theater-seven.com/ |