『月夜釜合戦』に学ぶ「映画のつくりかた」　江之子島で映画講座

現在大阪を拠点に制作中の映画『月夜釜合戦』のメンバーから、映画づくりについての知識などを学ぶ「ナカノシマ大学neo 今どき映画人養成カフェ」が、江之子島文化芸術創造センターで実施される。

映画づくりの風景(c)「月夜釜合戦」製作委員会

1本の作品づくりに密着し、映画について学ぼう。
ナカノシマ大学は、毎月発刊されている大阪・中之島をメインにしたフリーペーパー「月刊島民」が、2009年より手がけるセミナー講座。同誌執筆陣や大学、企業から呼んだ講師たちが、大阪をテーマにしたさまざまなジャンルについての講義を展開している。

今回は、新企画として「ナカノシマ大学neo」を始動。いままでより実践的に、講師と生徒との距離が近い講座を目指しているという。
そのテーマとして、映画をセレクト。「今どき映画人養成カフェ」と題し、映画の基礎や作り方を学ぶ場を提供する。

(c)「月夜釜合戦」製作委員会

(c)「月夜釜合戦」製作委員会

講師を務めるのは、映画『月夜釜合戦』の製作委員会のメンバー。
同作は、大阪市西成区の釜ヶ崎を舞台に、16ミリフィルムで現在制作されている映画作品。
泥棒を生業とする主人公が、いにしえの大泥棒・石川五右衛門の供養として、釜ヶ崎中の釜を盗むことを決意するところから始まる人情喜劇で、古典落語の「釜泥棒」から着想を得ているという。

制作風景(c)「月夜釜合戦」製作委員会

講義第1回目となる2月20日（木）は、まず映画の基礎を学習。
映画業界の話や、資金について、デジタルとフィルムについてなど、映画を作る前に知っておくべきことがレクチャーされる。

その後は、2・3カ月に1回のペースで、全5回の開催を予定。1回限りの受講も受け付ける。第1回の受講者予約は公式ページから。