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映画『恋するミナミ』のご当地での上映ついに実現 監督たちが万感の思いでトーク

大阪のミナミを舞台にした恋愛映画『FLY ME TO MINAMI 恋するミナミ』が、12月23日・24日にシネマート心斎橋で特別上映された。初のミナミエリアでの上映。12月23日(土)には、リム・カーワイ監督と製作総指揮・加藤順彦さん、コピーライターの田中泰延さんがトークイベントを実施した。

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リム・カーワイ監督(中央)、加藤さん(右)、田中泰延さん(左)

『FLY ME TO MINAMI 恋するミナミ』(2013年、103分)は、心斎橋、道頓堀、アメリカ村など、大阪・ミナミを舞台に、日本・香港・韓国を行き来する恋の物語。
ある年のクリスマスから年末、年始にかけての、香港・韓国そして日本の2組の男女の恋愛模様を描いている。
撮影には、アメリカ村商店会などが全面協力し、三角公園、戎橋、商店街など、ミナミの定番スポットも多数登場。南海電鉄・ラピート、関西国際空港も登場し、空港からミナミを訪れた外国人に対しての、最初の玄関としての都会・ミナミの姿が存分に描かれている。

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(C)FLY TO MINAMI 恋するミナミ All Rights Reserved.

公開以降様々な映画館で上映されてきた本作だが、舞台となったミナミエリアでの上映は初めて。
念願だったという凱旋上映が実現したことについて、製作総指揮の加藤さんは「やっとこのミナミにこの映画を持ってくることができました。感無量です」と語る。リム監督も、「本当にうれしい」と感慨深げにあいさつした。

映画の予告編制作を手掛けた田中さんは「映画が制作された2012年当時は、アジアと日本の関係は冷えていました。今の時代からは想像できないほど観光客も少なかった時代に、リム監督と加藤さんが、アジア間の人たちが交流する映画をしっかり作りたい、という思いで動き出したんです」と振り返る。
リム監督も、「確かに当時、アジアから大阪への観光客は少なかったんです。今では何倍もの人が訪れるようになり、大阪の街も様変わりしました。今こそ、この映画をもう一度見直してもらいたいと思ってます」と呼びかけた。

もともとの企画が動き出した経緯について加藤さんは、「リム監督が大阪の新世界を描いた『新世界の夜明け』を観て、その大阪をとらえる独特な視線にすごく惹かれました。その視線で、多国籍な人が行きかう場所としての大阪・ミナミをとらえてほしいなと思ったんです」と振り返る。
「実際リム監督は、見事に描き切ってくれたと思います。丁寧に、ツボは外さず、良い映画に仕上がったと感じています」とPRした。

舞台挨拶は、和やかに終了。
最後に3名は、「念願のミナミでの上映が実現して本当にうれしい。明日12月24日も上映されるので、ぜひ作中の季節と重なるこの時期に、このシネマート心斎橋で観ていただければ」と呼びかけた。

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来場客たちと記念撮影

12月24日(日)も同じく20時から、シネマート心斎橋で上映予定。
上映後は、シネマート心斎橋の横田陽子支配人と、「恋愛マスター・タッキー」こと同館スタッフの滝澤悠平さんが登壇。事前にハッシュタグ「#恋せよミナミ」と「#恋するミナミ」をつけてツイートしてくれた恋愛相談について、トークの中で「ばっちり解決」していく。

映画『FLY ME TO MINAMI 恋するミナミ』予告編

詳細情報
■上映日程
12月24日(日)
 20時上映開始、上映後、恋愛相談トーク

■料金
一般1,500円、TCGカード1,300円、シニア1,100円、大学生1,000円
国際カップル割 2人で2,200円
※招待券不可
※上映日の2日前より販売開始(劇場窓口は劇場オープン時より、オンラインは0:00より)

■映画館
シネマート心斎橋
大阪市中央区西心斎橋1-6-14ビッグステップビル4F、TEL 06-6282-0815

■サイト
映画『FLY ME TO MINAMI 恋するミナミ』公式サイト
『FLY ME TO MINAMI 恋するミナミ』トークイベントとキャンペーンのお知らせ
シネマート心斎橋