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猫好きの視点で映画『メン・イン・キャット』を分析 「大阪ねこの会」が座談会開催

11月25日(金)公開の映画『メン・イン・キャット』の試写会と猫好き座談会が大阪で11月17日(木)に開催。猫に関してのボランティア活動を行っている「大阪ねこの会」の会員12名が試写後に座談会を行った。

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『メン・イン・キャット』(2016年)は、『メン・イン・ブラック』シリーズで知られるバリー・ソネンフェルド監督の最新作。
「北半球一高いビルを立てる」という野望を叶えることにやっきになり、家族も社員も顧みない生活を送っていた仕事一筋のワガママ社長、トム・ブランド。彼が、落雷にあたり、猫と体が入れ替わってしまったことから巻き起こる、コメディー作品だ。
トム役を『L.A.コンフィデンシャル』『アメリカン・ビューティー』で2度もアカデミー賞に輝いた名優ケヴィン・スペイシーが演じるほか、妻のララ役でジェニファー・ガーナー、怪しげなペットショップの主人・パーキンス役でクリストファー・ウォーケンが出演している。

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(C)2016 – EUROPACORP – All rights reserved
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(C)2016 – EUROPACORP – All rights reserved

今回は同作の試写会に、大阪で猫に関するボランティア活動をしている「大阪ねこの会」の会員12名が参加。試写会後に、座談会を行った。
映画を観た感想として「自分の飼っている猫もトムのように何か事情があったらどうしよう、何か伝えようとしているのだったらどうしようと思いました。そう言えばじっと私を見ている時があるなと思います」という意見が。「トムのように元々は人間だから、人間の食べているものを欲しがっているのだったりして。そうだったら、毎日同じエサを与えているから、怒っているかも」など、猫を飼っている人ならではの目線での意見が多数出た。また「今日帰ったら『誰ですか?』って話しかけてみようかな。自分の嫌いな人だったらどうしよう」というユニークな感想も。
ストーリーについては「仕立てがアメリカ的で面白かった。日本で同じ題材を扱ったとしても、全く違うものになると思う」と文化の違いを感じた方や「子供も一緒に楽しめる映画だと思う」と、気軽に観られるコメディーであると絶賛される方もいた。

「大阪ねこの会」については、「それぞれ猫に関するボランティア活動をされている方々のネットワークを作る会です」と代表の荒井さん。「新しく猫のことが気になって猫のために何かをしたいという方と、猫のお世話を沢山されていてお手伝いを募集されている方とをマッチングさせたり、勉強会をしたり、猫に関わっていない方に猫を知ってもらうためのイベントやセミナーをしています」と多岐にわたる活動を行っているという。主に外猫の去勢、避妊手術をし、新たな殺処分となる命を生まれさせないようにしているそうで、現時点での会員数は700人余り。会費は無料、HPから簡単に入会ができる。「猫を飼っていなくても、気軽にどなたでも会員になれます。義務もありません」と荒井さん。最後に「自分のやりたいことだけをチョイスできるので、気軽に参加できるボランティアだと思います」と呼びかけ、座談会は終了した。

『メン・イン・キャット』は、11月25日(金)より、大阪ステーションシティシネマ、TOHOシネマズ西宮OSなど全国でロードショー。

映画『メン・イン・キャット』予告編

詳細情報
■上映日程
11月25日(金)~

■サイト
『メン・イン・キャット』公式サイト
大阪ねこの会