音楽ライブ用の音響セッティングで映画を鑑賞する「爆音映画祭」が、今年も神戸アートビレッジセンターで7月に開催される。先日急逝したデヴィット・ボウイ、プリンスの追悼上映も。
「爆音映画祭」は、2004年に「爆音上映イヴェント」としてスタートした上映イベント。2008年より映画祭という呼称で、東京・吉祥寺のバウスシアターをはじめいろんな会場で実施され、人気を博してきた。
音楽ライブ用の音響セッティングでの上映が基本。ライブも可能な高スペックの音響機材を特別に持ち込み、空間と作品に合わせた慎重な音響調整を行う。
ただ、音を大きくするだけでなく、その映画にとって最適な音とは何か、それぞれの映画における音の核心はどこにあるのかを追求しているという。
神戸では、2012年にスタート。今回で5回目の開催となる。
今回は、「爆音」にふさわしく、音楽関連の映画作品を多く上映。追悼企画として、先日4月に急逝したプリンスと、1月に死去したデヴィット・ボウイ2人が出演した作品、『プリンス/サイン・オブ・ザ・タイムズ』(1987年、84分)と『地球に落ちて来た男』(1977年、139分)を特別に上映する。
さらに、音楽映画としては、T.レックスの最盛期を描いた『マーク・ボラン&T.レックス/ボーン・トゥ・ブギー ~ ザ・モーション・ピクチャー』、ヒップホップグループ「N.W.A.」の伝記映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』、レミー・キルミスターのドキュメンタリー『極悪レミー』をセレクトした。
合わせて、『トレインスポッティング』『キック・アス』『マジック・マイク』など、爆音映画祭でその魅力がさらに増幅されるラインナップが勢ぞろい。合計12作品が、神戸の観客の耳と目を満足させる。
同サイトでは「当然ながら、映画をリスペクトした上での調整で、本編上映中に故意に設定を変えるようなことはありません。“音”の威力で、劇場空間がさまざまな場所やシーンに変貌する様を是非ご体感ください!」と呼びかけている。
爆音映画祭2016の神戸での開催は、7月16日(土)から22日(金)まで、神戸アートビレッジセンターにて。
料金は当日=一般1,500円、会員1,300円、前売=1,300円。同時期の3連休に開催する「シネマストリートフェス」の共通券でも鑑賞可能。
詳細情報 |
■開催日程 7月16日(土)~22日(金) ■料金 ・前売 ※同時期の3連休に開催する「シネマストリートフェス」の共通券でも鑑賞可能 ■実施映画館 ■サイト |