「おそ松くん」などの生みの親・赤塚不二夫さんの生涯に迫るアニメーションドキュメンタリー映画『マンガをはみだした男 赤塚不二夫』が、第七藝術劇場、元町映画館、京都みなみ会館で公開される。主題歌はタモリが担当。
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『マンガをはみだした男 赤塚不二夫』(2016年、96分)は、ドキュメンタリー映画。「天才バカボン」「おそ松くん」「ひみつのアッコちゃん」などの有名作で知られる国民的マンガ家・赤塚不二夫さんの生涯に迫る。2015年が赤塚不二夫さんの生誕80周年であることを記念して制作された。
ちなみに「おそ松くん」は2015年に、同作を基にした「おそ松さん」が制作され、大きな反響を呼んだ。
本作では、アニメーションを軸に描く、「アニメーション・ドキュメンタリー」という手法を採用。赤塚さんの作品「レッツラゴン」のキャラクターを案内役とした、異色のポップ・ドキュメンタリー作品となった。
関係者へのインタビューや、プライベート映像、本人の残された肉声などを交えながら、ダイナミックに生き抜いた赤塚さんの人生を描き出している。
出演者も多岐にわたっている同作。「おそ松さん」の藤田陽一監督や、鈴木伸一さん、ちばてつやさん、藤子・F・不二雄さん、藤子不二雄Aさん、石ノ森章太郎さん、つのだじろうさん、水野英子さんといった、同時代を生きたマンガ家、アニメーション作家らが多数出演し、赤塚さんの人となりについて様々な角度から焦点を当てている。
エンディング曲のボーカルはタモリさんが担当。赤塚さん宅に居候していたことがあるタモリさんにとって、赤塚さんは恩師にあたる存在。2008年の赤塚さんの葬儀では「私もあなたの数多くの作品の一つです」という弔辞を読んだことでも知られている。タモリさんが歌う「ラーガ・バガヴァット」はエンドロールで、赤塚マンガのキャラクター約100体が踊るアニメシーンとともに流れる。
映画『マンガをはみだした男 赤塚不二夫』は、5月28日(土)より大阪・十三の第七藝術劇場、6月18日(土)より神戸の元町映画館、6月25日(土)より京都みなみ会館でそれぞれ上映予定。
映画『マンガをはみだした男 赤塚不二夫』予告編 |
詳細情報 |
■上映日程 ・第七藝術劇場 5月28日(土)~6月10日(金) ・元町映画館 ・京都みなみ会館 ■映画館 元町映画館 京都みなみ会館 ■サイト |