コーヒーカルチャーをより深く体験　京都・神戸でコーヒー映画とのコラボ企画

現在のコーヒーカルチャーを紹介する映画『ア・フィルム・アバウト・コーヒー』の上映に合わせて、京都の立誠シネマ、神戸の元町映画館でそれぞれ特別企画が実施される。

映画『ア・フィルム・アバウト・コーヒー』（2014年、66分）は、「スペシャリティ・コーヒー」と呼ばれる、高いクオリティと風味を誇るコーヒー豆の周辺の人の仕事ぶりを描いたドキュメンタリー映画。近年、ブルーボトルコーヒーなどの本格志向のコーヒーカルチャーが話題を呼んでいる。本作では、現在のコーヒー文化を牽引する、ニューヨーク、サンフランシスコ、ポートランド、シアトル、東京の5都市の「コーヒーのプロフェッショナル」の仕事哲学に迫っている。

登場するのは、「ブルーボトル・コーヒー」創設者ジェームス・フリーマンさんや、2013年に閉店した表参道の有名店「大坊珈琲店」のオーナー大坊勝次さんなど。

(C)2014 Avocados and Coconuts. (C)2015 mejirofilms

(C)2014 Avocados and Coconuts. (C)2015 mejirofilms

現在上映中の京都・立誠シネマでは、同所1階で「京都 珈琲マルシェ」を2月20日（土）に開催。1日1・2回だった上映回数を当日のみ4回に増やすほか、5店舗の味の違いを楽しめる飲みくらべチケット（1200円）を販売。チケット購入者には映画の割引サービスも実施する。
場所は、立誠シネマが入っている元・立誠小学校1階の職員室を活用した「Traveling Coffee」にて。11時から19時まで。

続いて、2月27日（土）から公開が予定されている神戸の元町映画館では、先行して神戸のcafe Fish!で2月19日（金）夜に、プレイベントを開催する。
まずは、19時45分から、同作をカフェの店内で先行上映。元町映画館での上映に先がけて、コーヒーの香りただようカフェの中での鑑賞を楽しめる。上映終了後は21時から、カフェ店員ワークショップを実施。カフェ店員の指導のもと、実際にコーヒーをハンドドリップで淹れる作業を体験できる。さらには神戸のカフェやコーヒーショップの店員さんと交流できる「カフェミーティング」も実施するという。担当者は「コーヒーに興味のある方はもちろん、将来カフェで 働きたい方や働いてもらいたい定員さん方にもご参加いただければと思います」と呼びかけている。

また上映2日目となる2月28日（日）には、元町映画館での上映後にトークイベントを開催。「神戸の喫茶店、あれやこれや」と題し、日本でのコーヒー発祥の地と呼ばれる神戸で、喫茶店の魅力を再発見する内容を予定している。ゲストスピーカーは、喫茶店に造詣が深いイラストレーター・絵本作家のWAKKUNさん。以前神戸にあった面白い喫茶店の話なども披露される予定だという。

映画『ア・フィルム・アバウト・コーヒー』は京都の立誠シネマで2月6日（土）から上映中。3月4日（金）まで。
神戸の元町映画館では2月27日（土）から上映開始。3月18日（金）まで。