尼崎の塚口サンサン劇場で10月10日(土)夜、映画『キングスマン』のイベント上映「KINGSMAN“Ladies and Gentlemen”上映」が開催。スーツとメガネと傘でドレスアップした観客が集い、クラッカーや紙吹雪で盛り上がる鑑賞を体感した。
映画『キングスマン』は、『キック・アス』のマシュー・ボーン監督とマーク・ミラー原作によるスパイアクション。表の顔は高級スーツ店、実は世界最強のスパイ組織「キングスマン」で活躍する主人公ハリー・ハートをコリン・ファースが演じている。そのハリーに教えをこう若きスパイのエグジーが、人類抹殺計画に立ち向かう様を、斬新で過激なアクションを多彩に盛りこみながら描いている。
今回は、これまで「インド映画を踊ったりクラッカーを鳴らしたりしながら鑑賞する」マサラ上映や、『パシフィック・リム』の爆音激闘上映、『劇場版 TIGER & BUNNY The Rising』の最叫上映、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のコスプレあり絶叫上映など、様々なイベント上映企画を実現させてきた塚口サンサン劇場が、そうしたノウハウを元に実施。
きっかけは、ファンからの「マッドマックスだけでなく、『キングスマン』でもイベントやってほしい」という声だったという。参加者には同作の英国紳士に扮してもらうべく、スーツやジャケットの着用を推奨。「パグとご一緒のご入場は、残念ながらお断りさせていただきます」の文言がユニークだった。
当日はさながら就職セミナー会場のような様相を呈した。晴れ模様だというのに、黒い傘を持参する参加者も多く見受けられた。
この日のために仕入れたというイギリスのギネスビールはほぼ完売したという。
シアターは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』時と同じくシアター3とシアター4の2会場を開放。
事前に劇場スタッフからの「紙吹雪やクラッカーは上に打ってください」「傘はささないでください」などの注意事項があった。また劇中のエピソードになぞらえて「あと、携帯電話はオフにしましたか? SIMカードは抜きましたか?」とアナウンスがあり、会場がわく一幕もあった。
上映中は、さまざまなアクションシーンや銃撃シーンでクラッカーが大連発。見せ場の一つである中盤の教会やクライマックスのシーンの数々では、音楽に合わせての手拍子が起こり、紙吹雪もが舞う中クラッカーが大量に鳴らされた。
映画『キングスマン』は、現在大阪ステーションシティシネマ、TOHOシネマズなんば、TOHOシネマズ梅田などで上映中。塚口サンサン劇場でも10月23日(金)までの上映が予定されている。
『キングスマン』予告編 |
詳細情報 |
■映画館 塚口サンサン劇場 (尼崎市南塚口町2-1-1、TEL 06-6429-3581) ■サイト |