尼崎の塚口サンサン劇場で、11月15日(土)と23日(日)の2日間「耐久マサラ上映 塚口杯」が開催。インド映画を観ながら踊って楽しむマサラ上映が計4回実施された。
「マサラ上映」とは、日本で近年流行しているインド映画の観賞スタイル。ミュージカルシーンなどにあわせて、鑑賞中の観客が踊ったり歌ったり、拍手やクラッカー、紙吹雪などで盛り上がるなど“なんでもあり”の鑑賞体験が味わえることから人気を博している。もともとは2001年に大阪の動物園前シネフェスタでスタートした。
今回は、関西でも多くのマサラ上映に取り組んできた塚口サンサン劇場が「耐久マサラ上映 塚口杯」と題し、2日間計4回の、異例のマサラ連続上映を実施した。
開催期間は、インド料理店が出店したり、劇場スタッフがサリー姿で出迎えるなど、劇場がインド一色に。同じくインド衣装をまとって来場する客も多く見受けられた。
上映前には、マサラのベテランたちがダンスレクチャーを実施するなど、初見の観客にも参加しやすい配慮も行われた。
今回上映した作品のうち、『ダバング 大胆不敵』をインドから買い付けて配給を行った大向敦さんも、マサラ上映に参戦。「関西のノリは素晴らしい。劇場の方も至れり尽くせりで盛り上げてくれている」と絶賛。「インド映画にはたくさん良作がある。もっとその良さをたくさんの人に知ってほしいし、このようなマサラ上映がそのキッカケになればうれしい」と期待を寄せている。
インド映画好きが高じて、脱サラして会社を立ち上げ、インド映画を買い付けた |
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■サイト ・塚口サンサン劇場 |