宝塚シネ・ピピアで第15回宝塚映画祭が開催中。宝塚歌劇関連企画やトークイベントも実施されている。28日(金)まで。
宝塚映画祭は、宝塚市民の手により2000年にスタートした映画イベント。今年で15回目の節目を迎える。宝塚や、かつてあった宝塚映画製作所にゆかりのある映画、さらに毎年テーマに沿って集められた作品などを上映するとともに、様々な企画やイベントを打ち出してきた。
今年は、宝塚歌劇が100周年を迎えたことに合わせて、「100年」をキーワードに開催。「100年前/100年後の僕たちへ―不在と永遠のイメージ」と題し、『100歳の少年と12通の手紙』や『100,000年後の安全』、『先祖になる』など、100年前や100年後に思いをはせながら鑑賞できるドキュメンタリーやドラマ映画をセレクトした。
もう一つのテーマは、「銀幕の中のジェンヌたち~タカラヅカ映画専科とその時代~」。1956年に宝塚歌劇団に創設され、八千草薫さんや扇千景さんらも在籍した「映画専科」の時代にスポットライトを当てた特集企画となる。
会場となったシネ・ピピアには、様々な飾り付けが。宝塚市立と償還の出張展示や、映画の感想を書き込むボード、実行委員のPOPがついた映画関連書籍コーナーなどが設置された。
開催初日の11月22日(土)には、オープニング企画を実施。1935年・1936年に東京宝塚劇場で実施された公演の様子を撮影したフィルム2本と、当時を調査し研究していく過程を描いたドキュメンタリー『日比谷に咲いたタカラヅカの花』の上映、そしてトークイベントが実施された。
トークには、宝塚歌劇団の演出家で宝塚文化創造館名誉館長の岡田敬二さん、株式会社IMAGICAウエスト勤務で「ホームムービーの日in京都」の世話人としても活動する柴田幹太さん、寶塚文化研究家で宝塚映画祭の実行委員もつとめる山梨牧子さんが登壇し、当時から今に続く宝塚歌劇の文化や、フィルムの復元についての話を展開した。
第15回宝塚映画祭は、11月28日(金)まで開催。
詳細情報 |
■開催日程 11月22日(土)~28日(金) ■映画祭会場 |