高倉健さんの死悼む　東映系映画館が献花台を1日限定設置

11月10日（月）に死去した俳優・高倉健さんを悼み、11月19日（水）、梅田ブルク7、大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、T・ジョイ京都のロビーに献花台が設置された。同日18時まで。

手を合わせるファンたち。（場所は梅田ブルク7）

任侠映画の第一人者として一時代を築いたのち、『幸福の黄色いハンカチ』『鉄道員』などの代表作に出演。戦後日本を代表する名優の一人となった。他にも『網走番外地』や『日本侠客伝』などのシリーズでも知られる。生涯に205本の映画に出演。2006年に文化功労者に選定、2013年に文化勲章を受賞。2014年11月10日死去。83歳。遺作は降旗康男監督の『あなたへ』（2012年）。
映画会社東映を代表する俳優としても知られ、今回の死去に際して東映の岡田裕介会長が「映画界として、そして私個人の支柱を失いました。残念というよりも、一番恐ろしい日がきた、という思い」と発言。話題になっていた。

この偉大な名優の死を悼み、東映系映画館では11月19日（水）限定でロビーに献花台を設置。「追悼　高倉健さんありがとう。」と大書された前の台への献花を受け付ける。梅田ブルク7では開始と同時に、ファンが花を持って来訪。中には喪服姿の女性も見受けられ、涙ぐむ姿も。花を置き、静かに手を合わせ、偉大な俳優をしのんだ。

献花台の設置は11月19日（水）の13時から18時まで。献花のみ受付で、香典・供物はご遠慮ください、とのこと。関西では梅田ブルク7と大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、T・ジョイ京都、さらに東映の京都撮影所で実施。