「48時間で短編映画を作る」異色のコンペティションが先日無事に閉幕。完成した全作品を一挙上映するプレミア上映会が、11月1日(土)にクレオ大阪南で開催される。
「The 48 Hour Film Project」は、2001年より毎年、世界中で開催されている映画制作コンペティション。お題や小道具、セリフ、作品ジャンルなどが指定されてから、48時間以内に撮影・編集を行わないといけないというルールの元、短編映画が制作される。
毎年100都市以上で実施。それぞれの都市での優秀作を集めた映画祭も開催され、さらにその中からは、カンヌ国際映画祭での上映作も先発される。日本では、2011年に大阪で第1回がスタート。今年で4回目となった。昨年2013年には大阪の最優秀賞に輝いた山下修平さんの『わたしのお菓子』が、カンヌ国際映画祭で上映された。
今回のコンペティションは、10月24日(金)にスタート。デジタルハリウッド大阪校で行われたキックオフイベントに、20チームが参加した。まずは「マジシャン/手品師という職業を出すこと」「小道具に辞書/辞典を使うこと」「『臭うな』というセリフを入れること」などのお題が発表。その後「ミュージカル」「コメディ」「ドラマ」などの作品ジャンルのくじびきを行った後、各チームはそれぞれの制作作業を開始。脚本執筆から準備、撮影、編集を2日間でやりとおした。
10月26日(日)には同所でドロップオフイベントを実施。作り終えた各チームが駆け込み、作品を提出した。3チームは惜しくも制限時間内に間に合わず、17チームが無事完成となった。
会場には、「全然寝てない」という疲れた声や、「いやあ間に合った」と安堵するつぶやきも。パソコンを持って駆けつける姿も多く見受けられた。初めて参加したというチームは「一丸となって挑めて楽しかった」と振り返った。
今回制作された作品はすべて、11月1日(土)のプレミア上映会で上映される。場所はクレオ大阪南。グループAは13時から、グループBは17時から。上映後には監督たちによるトークも実施される。
その後は観客からの投票や、審査員たちの審査を経て、後日最優秀賞などが発表。優勝チームが集う祭典「Filmapalooza 2015」への選出作が決定される。
アマ・プロ問わず映像クリエーターかたちが集い、力の限りを尽くした48時間。
その力作を、ぜひ目撃しよう。
詳細情報 |
■開催日程 11月1日(土) グループA 12時30分開場、13時上映開始 グループB 16時30分開場、17時上映開始 ■料金 ■開催会場 ■サイト |