浅田次郎の原作を中井貴一・阿部寛の共演で映画化した時代劇『柘榴坂の仇討』が、9月20日(土)より全国ロードショー。滋賀県では1週間早く先行公開される。
『柘榴坂の仇討』は、作家の浅田次郎の短編集「五郎治殿御始末」内に収録された短編を映画化したもの。同じく浅田次郎原作の『壬生義士伝』(2003年)で吉村貫一郎を演じ、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した中井貴一さんを主演に迎えた。
幕末、桜田門外の変で主君・井伊直弼が殺害され、その仇討を命じられた彦根藩士の志村金吾。明治時代になっても刺客を探しもとめ、水戸藩浪士の最後の一人である佐橋十兵衛を見つけ出すも、その日、明治政府が仇討ちを禁止する法令を発布する・・・というストーリー。
佐橋十兵衛役を阿部寛さんが演じたほか、広末涼子さん、中村吉右衛門さんらが出演している。監督は、『ホワイトアウト』『沈まぬ太陽』を手がけた若松節朗さん。
先日大阪のなんばパークスで行われた有料試写会には、中井貴一さん、阿部寛さん、若松監督が登場。集まったファンに、作品の見どころや撮影の裏話を語った。詳しくは後日キネプレでもレポート予定。
「優しさ、情愛、敬愛、といった、日本人が持っていたもの、いい部分をたくさん含んだ映画ができました」と話す若松監督。
阿部さんは「日本が誇る時代劇映画に出られたことが、いい宝物になりました」と話し、中井さんが「俳優たちが京都という時代劇の町で、誠心誠意、精いっぱい演じました。終わったあと何かを感じていただければ幸いです」と呼びかけた。
『柘榴坂の仇討』は、9月20日(土)から大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマなどで公開開始。井伊藩があった滋賀県では、9月13日(土)から先行公開される。
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■上映日程 9月20日(土)~ ※滋賀県では9月13日(土)から先行公開 ■サイト |