雨天でもコンディション・グリーン！　大阪湾でパトレイバー出動

大阪・南港のATCで、パトレイバー「98式AVイングラム」の実物大デッキアップがスタート。雨天となった初日の8月2日（土）には、実写版の主人公泉野明役の真野恵里菜さんも駆けつけた。

デッキアップされたパトレイバーと、真野恵里菜さん

『THE NEXT GENERATION パトレイバー』は、1988年にスタートした人気アニメシリーズ「機動警察パトレイバー」の実写化作品。人型の特殊作業機械「レイバー」が導入された近未来の東京を舞台に、その犯罪行為に対抗するべく警察に設置されたパトロールレイバー、いわゆる「パトレイバー」とそれを操縦する警察の特科車両二課中隊、通称「特車二課」のメンバーの活躍を描いている。
今回の実写化プロジェクトは、同作のアニメ映画を担当していた押井守さんが総監督となり、2014年4月より公開がスタート。第0話と、各話50分弱のエピソード12話の計13話を、7回に分けて順次公開していくスタイルで、現在は第3章までが公開済み。

実物大パトレイバーのデッキアップは、今年4月に東京・吉祥寺でスタートし、大きな話題となった。大阪では今回が初めてとなる。

初日の8月2日（土）には、イングラムの立ち上がる姿を一目見ようと、多くのファンが集結した。あいにくの雨天となったが、原作に雨天の中の出動が多いのは、ファンは百も承知。「箱舟をぶちこわす」（アニメ劇場版第1作より）とばかりに、東京湾ならぬ大阪湾を臨みつつ、かたわらには関西汽船の「さんふらわあこばると」が佇む中、出動を披露した。

「さんふらわあ」とパトレイバーの2ショット

登場した真野恵里菜さんは「雨の中のデッキアップは初めてで、立ち上がるかドキドキしています」とあいさつ。
アニメ版のシバシゲオの声をあてていた千葉繁さんが実写版でも同役で出演していることについて「千葉さんが声を出した瞬間、現場にどよめきが起きました。ホンモノだ！って鳥肌が立ちました」と振り返った。
真野さんは泉野明について「いままで演じてきた役の中で、一番わたしに近い」と触れ、特車二課を演じた俳優陣の仲の良さにも言及。作中にも出てくるバスケットボールをカメラが回っていなくても遊んでいたことや、ジュースじゃんけんをしていたエピソードなどを紹介した。