セレブ学園の恋と友情描く　『スチューデント・オブ・ザ・イヤー』関西へ

セレブな学園で繰り広げられる男女3人の恋と友情を描いたインドのミュージカル映画『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え！No.1！！』が関西で公開される。6月7日（土）にはシネ・リーブル梅田でのマサラ上映も。

『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え！No.1！！』（2012年、146分）は、インドのミュージカル映画。世界一のセレブ学園を舞台に、2人の男子と1人の女子の恋と友情を、歌や踊りにのせて描く学園ミュージカルに仕上がっている。
名門私立の聖テレーザ学園は、毎年生徒のナンバーワンを決定するコンテストを実施。大物実業家を父に持つロハンは、学園内でも有数の人気を持つが、「ロックスターになりたい」という将来の夢を父親に反対されている。ガールフレンドのシャナーヤは、学園中の目線を集めるマドンナ的存在。そしてそこに、スポーツ・学業ともに優秀なイケメン、アビが転校してくるところから、3人の間の友情と恋が生まれて・・・という物語。

(C)2012 EROS INTERNATIONAL MEDIA LIMITED

インド版『glee』や『ゴシップガール』『花より男子』といった内容の、若者のラブコメ青春ミュージカルに仕上がった本作。監督は『家族の四季』（2001年）などを製作し、インド映画界でも有数の人気を誇るカラン・ジョーハル。
そしてインド映画界での記録的大ヒットを飛ばした人気作『恋する輪廻　オーム・シャンティ・オーム』（2007年）の監督ファラー・カーンと作曲者ヴィシャール＝シェーカルが、本作ではそれぞれ舞踏監督と作曲を手がけている。2013年には日本でも多くの話題をさらい、インド映画の新たな金字塔となった『恋する輪廻』。本作でも15分に1回あるというダンスシーンに注目したい。

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等身大の登場人物たちも、注目ポイントの一つ。これまでインド映画はベテラン俳優が若者の役を演じることが多かったが、今回のメイン出演者3人は全員20代の、まさにリアル若者世代だ。
アビを演じるシッダールト・マルホトラと、ロハン役のヴァルン・ダワンは、カラン・ジョーハル監督の前作で助監督をしていた時に監督の目に留まり、今作のW主演に大抜擢されたという、まさに「シンデレラボーイ」。初主演ながらもキレのあるダンスと鍛えられた肉体美、そして青春まっただなかの若者のリアルな演技を披露している。

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なお、同作の「マサラ上映会」が、シネ・リーブル梅田で6月7日（土）で開催されることが決定。マサラ上映とは、インド映画のダンスシーンに合わせて踊ったり、拍手や歓声、紙吹雪、クラッカーなどで盛り上がりながら鑑賞するスタイルのことで、近年日本でも人気を拡大している。
※追加情報
マサラ上映は、神戸アートビレッジセンターで6月14日（土）、塚口サンサン劇場で7月12日（土）、京都みなみ会館で8月2日（土）にそれぞれ実施が決定。

『恋する輪廻　オーム・シャンティ・オーム』『きっと、うまくいく』などのヒットで、日本でも近年認知が拡大してきたインドのミュージカル映画。『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え！No.1！！』が2014年の新たな金字塔となりそうだ。