塚口サンサン劇場で1月25日(金)、山田洋次最新作『東京家族』の上映に合わせて、この作品の魅力を語るミニトークイベントが催された。登壇したのは、漫才師シンデレラエキスプレスの渡辺裕薫さん。
壇上にあがる渡辺さん |
渡辺裕薫さんは、松竹芸能所属の漫才師「シンデレラエキスプレス」の片割れ。日本のアカデミー会員でもあるほど映画好きとして知られており、MBSラジオ「こんにちはコンちゃんお昼ですよ」内で自身のコーナーを持ち、新作映画を紹介している。
今回は、『東京家族』の上映前に10分ほど登壇した渡辺さん。
同作のモチーフとなった小津安二郎『東京物語』が世界中で評価されている話や、今作の山田洋次監督のエピソード、黒澤明監督との関係などを分かりやすく解説。さらにプロならではの引き込まれる話術で本作の魅力を紹介し、観客を魅了した。
わかりやすい解説に聞き入った観客 |
映画好きが高じて、年間200本以上は映画を観る、と話す渡辺さん。しかもすべて、劇場での鑑賞だという。
今のように映画を紹介するようになった理由として、「昔から映画をたくさん観ていたら、観てない人に『何がオモロイ?』って聞かれることが多かったんです。でも人の好みはそれぞれ。そこでどう訴えかけるかを考えました。『うわあ、行きたなったなー』と言わせたいと思ったから」だという。
映画館で観る楽しさをこれからも伝えていきたい、と笑顔で話す渡辺さん。「映画のいいところをどんどん紹介して、ちょっとでも映画館に足を運ぶようになれば。それをぜひアピールしていきたいですね」とも。
「映画館をもっと身近に感じてほしい」と話す渡辺さん |
■サイト
『東京家族』公式サイト
http://www.tokyo-kazoku.jp/
プロ漫才師が『東京家族』の魅力語る 塚口でミニトーク 【キネプレニュース】
http://www.cinepre.biz/?p=3894