タワーレコード梅田NU茶屋町店で11月18日(日)、映画『ミロクローゼ』の紹介イベントが行われ、石橋義正監督が登壇。集まった若者の前で、映画に対する熱い思いを語った。
本作の裏話を披露する石橋義正監督(写真左) |
タワーレコード梅田NU茶屋町店が今秋スタートさせた、映画との複合イベント「ヌーチャヤバーグ」の第1弾。同店員でキネプレのアシスタントもつとめる一色さんが発案した企画で、フランスの映画運動「ヌーヴェルヴァーグ」と「NU茶屋町」をからめ、「映画の魅力をもっと多くの人に広めていこう」というテーマのもと開催された。
今回紹介されたのは、俳優山田孝之さんが主演をつとめた『ミロクローゼ』(2011年、90分)。山田さんが童話の世界から飛び出したような不思議少年や、破天荒な恋愛相談員、愛に生きる片目の浪人の3役を演じ分けている話題作。『オー!マイキー』の石橋監督が手がけたことでも知られ、独特でテンポの良い映像表現・音楽表現が光る快作としても注目を集めている。
当日は多くの人が参加した |
当日は50名以上の観客が集まり、満席に。石橋監督が『オー!マイキー!』のマネキン少年マイキーとともに登檀し、途中では山田孝之演じる相談員ベッソンの“偽物”が踊りながら登場するなど、会場を大いに盛り上げた。
石橋監督は『ミロクローゼ』を観た人が必ず印象に残るだろう長回しシーンについて、裏話を披露。最初はCGでなんとかしようとしていた“寄り目”を、山田孝之さんが短期間で習得してしまったので、CGが不必要になったことなどを話し、観客が興味深く聞き入る一幕もあった。
軽快に踊る偽ベッソン(写真中央)とマイキー少年(右) |
また途中では、『オー!マイキー』や同じく石橋監督が手がけた、京都創生座での『伝統芸能バリアブル』の上映も。多くの観客がイベント終了後、ツイッターで「『ミロクローゼ』が観たくなった」と感想を発信するなど、満足度の高い催しとなった。
『ミロクローゼ』は12月1日(土)から、テアトル梅田とシネマート心斎橋で公開される。新感覚の映画体験ができる日を、ワクワクしながら待ちたい。
■サイト
『ミロクローゼ』公式サイト
http://www.milocrorze.jp/
タワレコが映画のかけ橋に 第1弾は『ミロクローゼ』 【キネプレニュース】
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