十三で団鬼六賞作家が18禁トーク　不倫映画で語る人生

団鬼六賞作家花房観音さんが、“人生を変えた映像作品”を紹介する「花房観音の御開帳シネマ」が11月11日（日）に十三のシアターセブンで始まる。第1回は『わくわく不倫講座楽しい不倫のススメ』を上映。18歳未満入場お断り。

花房観音さん（左）と平野勝之監督

大阪のミニシアターで、18禁のトークイベントが開催される。

花房観音さんは京都市在住の作家。『花祀り』（無双舎）で第一回団鬼六賞大賞を受賞している。今回スタートする「花房観音の御開帳シネマ」は“人生を変えた映像作品”を、上映を交えながらトークで紹介するというイベント。
11月11日（日）の第1弾で上映されるのは『わくわく不倫講座　楽しい不倫のススメ』（108分、平野勝之監督）。平野さんは、2011年に庵野秀明さんプロデュースのもと、かつての恋人であったAV女優・林由美香さんの死と残された人々を描いた『監督失格』を発表したことでも知られている。『わくわく不倫講座』は、平野監督自身の新婚生活と同時進行ではじまった不倫を描こうとカメラを回すが、思いがけず相手の女性が姿を消してしまう……という映画作品。

『わくわく不倫講座楽しい不倫のススメ』

今回は、同作品の上映後、平野勝之さんと花房観音さんがトークを繰り広げる。シアターセブンの担当者は「根掘り葉掘り聞いてもらいます。シアターセブン初の18禁ライブです」とアピール。「“エロ”“AV”というイメージが先行していますが、表現者としてブレない信念を持つお2人だからこそ成立するトークを、お見逃しなく」とも。
花房観音さんは自身のブログで『「監督失格」はシリアスな作品でしたが、今回上映される「わくわく不倫講座」は、笑えて切なくて驚いて――ドキュメンタリーでもありますが、素晴らしいエンターティメントに仕上げられています。』と絶賛している。