11月2日(金)からはじまった神戸100年映画祭で、神戸と京都の若者たちが制作した短編映画を上映する「未来の神戸映画プロジェクト」が催される。11月9日(金)・10日(土)の2日間。場所は神戸アートビレッジセンター。
17回目を迎えた老舗の神戸100年映画祭に、若者のエネルギーが結集する。
「未来の神戸映画プロジェクト」は、同映画祭で今回初めて実施されるプログラム。映画監督の石井岳龍さんが教鞭をとる神戸芸術工科大学と、京都の映画製作上映団体「月世界旅行社」がタッグを組み、それぞれの土地で制作した短編映画を上映する、というもの。
監督をつとめるのは、神戸芸術工科大学のOB・向田優さんと、月世界旅行社の片岡大樹さん。片岡監督は“日常の一風景”を描いた『さよなら、さよなら、さよなら』(20分)、向田監督は架空の世界をモチーフにした『畜生な煙』(20分)を制作。10月に、多くの人のカンパと支援のもと、それぞれの撮影が行われた。対照的な世界観だが、「異色のヒーロー」という共通テーマも組み込んでいるという。
片岡大樹監督(写真左、月世界旅行社)、向田優監督(中央、神戸芸術工科大学)、岡本建志プロデューサー(右、月世界旅行社) |
11月9日(金)と10日(土)にそれぞれ上映。今回の新作2本だけでなく、それぞれの学生たちが過去に制作した映画もスクリーンに登場する。
神戸芸術工科大学からは津田翔志朗さんの『陽炎夜曲』(43分)、石橋大輔さんの『ことのは』(22分)、麓貴広さんの『sekai no owari』(28分)の3作品。月世界旅行社からは柴田有磨さんの『ONEPIECE』(50分)、都原亜実さんの『笑う魚』(50分)の2作品。
神戸と京都それぞれの土地で、若者たちはどんな映画を作ったのか。神戸から始まる新しい映画の息吹を、ぜひ感じてほしい。
■開催日時
11月9日(金)・10日(土) 各18:30~
11月9日(金)
・『陽炎夜曲』(神戸芸工大・津田翔志朗監督)
・『笑う魚』(月世界旅行社・都原亜実監督)
・新作短編映画
『畜生な煙』(神戸芸工大・向田優監督)
『さよなら、さよなら、さよなら』(月世界旅行社・片岡大樹監督)
・アフタートーク
ゲスト・田中まこさん(神戸フィルムオフィス)
司会・紫亭京太郎さん(シネマコミュニケーター)
11月10日(土)
・『ことのは』(神戸芸工大・石橋大輔監督)
・『sekai no owari』(神戸芸工大・麓貴広監督)
・『ONEPIECE』(月世界旅行社・柴田有麿監督)
・新作短編映画
『畜生な煙』(神戸芸工大・向田優監督)
『さよなら、さよなら、さよなら』(月世界旅行社・片岡大樹監督)
・アフタートーク
ゲスト・田中まこさん(神戸フィルムオフィス)
司会・津田なおみさん(シネマパーソナリティ)
■料金
1日500円
■開催場所
神戸アートビレッジセンター
(神戸市兵庫区新開地5-3-14、TEL 078-512-5500)
■サイト
神戸100年映画祭
http://kff100.com/
未来の神戸映画プロジェクト
http://kobe-film.petit.cc/
神戸アートビレッジセンター
http://kavc.or.jp/
神戸100年映画祭に新風を 神戸・京都の学生がタッグ 【キネプレ記事】
http://www.cinepre.biz/?p=2094
「未来の神戸映画プロジェクト」神戸芸術工科大学・月世界旅行社【キネプレインタビュー】
http://www.cinepre.biz/?p=2315